AKB総選挙の裏解説!エース卒業でも勢いは続く

123>4>5
4. まりこ様は後輩に猛ゲキ、さっしーはヘタレの真骨頂
前回総選挙での、「票数は愛」(優子)、「私のことが嫌いでも・・・」(あっちゃん)、「努力は必ず報われる」(たかみな)に次ぐ名言が今回も飛び出した。発言の主は『篠田麻里子』(麻里子さま)。
2012年6月撮影
(恰好よかった麻里子さま)
順位が下がったことを素直に悔しがる恰好よさ
あっちゃん卒業で、順当なら3位の篠田麻里子(前回4位)は、まゆゆ、さっしーの飛躍に伴い5位に転落。「私もびっくりして少し悔しい」と厳しい表情で語る姿に、会場は静まりかえる。

そしてあっちゃん卒業で世代交代がテーマとなっている現状について、麻里子様だから言える、絵になるメンバー全員へのメッセージを口にした。

「私は席を譲られないと上に上がれないメンバーはAKB48では勝てないと思います。」「悔しい力を先輩たちにぶつけて、潰すつもりで来てください。私はいつも待っています!」「そんな強い後輩が出てきたら、私は笑顔で卒業します。」

後輩メンバーへの強烈なゲキに、会場中から拍手喝采。壁が高ければ、越えて来い。でも、私たちも簡単には負けない。誤解されかねない発言も、麻里子さまだから真意が伝わる。目は真剣ながら、思いやりも感じさせる表情に、AKBの伸びシロはまだまだと期待を抱かせるに十分だった。
2012年6月撮影
(最後はヘタレに戻ったさっしー)
さっしーはあくまでさしこらしく
いいともレギュラー、ソロデビューを経て、ついに国民的アイドルグループの4位まで登りつめ、すでにヘタレではなくなった感もある指原莉乃(さっしー)。壇上で「麻里子さまの話を聞き、私はもう弱音を吐かないと決めました!」と脱ヘタレを力強く宣言。
超ネガティブ、超ヘタレでブレイクしたさっしーが、まさかのヘタレアイドル卒業か?と思っていたら、壇上でコメントを続けるうちに、強気の表情がみるみる薄まり、最後は「私は弱音を絶対に・・・なるべく・・・吐きません」とあっさりトーンダウン。みんなを勇気づけるヘタレっぷりは健在のようだ。
2012年6月撮影
(27th選抜メンバー)
※松井珠理奈は時間制限で不参加
48グループの勢いは、まだまだ加速
237人のメンバー一人ひとりにドラマが生まれるAKB総選挙。最後まで壇上にあがれなかった173人は、強い悔しさを胸に、自分が今後どうすればいいかを真剣に考え行動し、上位メンバーも油断したらすぐに陥落するから、誰ひとり手抜きをしない。48グループの勢いは、まだまだ加速しそうだ。
2012年6月撮影
(笑顔で勝利のVサイン)
この景色をもう一度みたかった
そして最後に、1位の栄冠に輝いた大島優子のコメントを紹介しよう。

1位を獲得し壇上にあがった大島優子は、「本当にこの景色をもう一度みたかった。ありがとうございます!」と満面の笑顔でファンに感謝を述べた。

2年前、絶対エースの前田からファン投票で1位を奪いながら、その後は運営サイドが選ぶシングルで二度とセンターが回ってこなかった。悲しい現実をかえって痛感した。

それでも、ファンはいつでも全力投球の優子=変幻自在のエンターテイナー=を選んでいた。ファン投票1位でセンターを務めた『ヘビーローテーション』は、いまもAKBの代表曲で、カラオケリクエストも1位。握手会の列の長さもダントツ。ドラマに出演すれば存在感、演技力が際立ち高視聴率を獲得した。

イベント終了後の囲み取材で、報道陣から1位の景色を聞かれ「すべてがキラキラしていました」と、キラキラと目を輝かせ今日一番の笑顔を見せた。これが大島優子だ。
≫総選挙で選ばれた各AKBグループの今後を展望
≪Back 123|4|5他の特集記事を読む 東京デートナビ≫