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1. 古代エジプトの名品約180点が東京に集結
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《アメンヘテプ3世の王妃ティイのレリーフ》
最後の女王クレオパトラをはじめ、世界中から古代エジプトの名品約180点が東京に集結する『クレオパトラとエジプトの王妃展』が開幕。みどころを写真付きでご紹介します。
1. ファラオを支え、国を支えた王妃と女王たちに注目
※掲載内容は2015年7月10日現在のものです
1. ファラオを支え、国を支えた王妃と女王たちに注目
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《クレオパトラ》プトレマイオス朝時代 バチカン美術館蔵
古代エジプトにて政治や宗教に多大な役割を果たした王妃や女王たちをメインテーマにした『クレオパトラとエジプトの王妃展』が、上野の東京国立博物館にて2015年7月11日(土)開幕しました。
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《王妃のマスク》新王国・第18王朝時代 イギリス マンチェスター博物館蔵
本展はルーヴル美術館、大英博物館など14ケ国から貴重な名品約180点が一堂に会する展覧会。主役は『ティイ』『ネフェルトイティ』など4人の王妃。定番である『音声ガイド』(520円)は一般版とジュニア版の2種類です。

クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《アメン神妻のスフィンクス》 ドイツ ベルリン・エジプト博物館蔵
そして本展最大のみどころは、古代エジプト最後の女王・クレオパトラ7世ゆかりの至宝の数々により、謎多い実像に迫ります。本人に近い肖像とされるバチカン美術館の彫像からは、7カ国語を操ったと言われる知性と意志の強さを感じさせます。

クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《ハトホル女神をかたどった柱頭》第3中間期・第22王朝時代 イギリス、大英博物館[EA1107]
会場は第1会場と第2会場で構成され、両会場ともレリーフ、装飾品など、古代エジプトの名品揃い。クレオパトラ関連の展示のほとんどは、第2会場の最終章『第Ⅴ章 最期の女王のクレオパトラ』に展示されています。

クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《クレオパトラ》ダニエル・デュコマン・ドゥ・ロクレ作 マルセイユ美術館蔵
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
《アクティウムの海戦のレリーフ》ローマ時代 スペイン、カルドナ侯爵コレクション
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
(左)《クレオパトラの死》アッキーレ・グリセンティ筆 ブレシア市立美術館蔵
クレオパトラとエジプトの王妃展、2015年7月内覧会にて撮影
『王家の紋章』細川智栄子先生描き下ろしイラストによるミニガイド(540円)

東京で古代エジプトの名品を観られる、大変貴重な機会である『クレオパトラとエジプトの王妃展』。9月23日(水・祝)までの開催です。

【クレオパトラとエジプトの王妃展】
◇公式ホームページ:http://egypt2015.jp/
◇会期:2015年7月11日(土)から9月23日(水・祝)
◇休館日:月曜日 ※ただし7月20日(月・祝)、8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館、7月21日(火)は休館
◇会場:東京国立博物館
◇開館時間:9:30~17:00
※金曜日は20:00まで、土・日、祝・休日は18:00まで
※入館は閉館の30分前まで
◇観覧料:一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円 ※中学生以下無料
◇アクセス:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩約10分ほか

***関連リンク***
■クレオパトラとエジプトの王妃展(公式ホームページ)
■東京国立博物館(公式ホームページ)
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