声優アイドル『22/7』初ライブで全員お披露目

1. デビューシングルは『僕は存在していなかった』

秋元康氏がAniplex、Sony Music Recordsがタッグを組み、総合プロデュースするデジタル声優アイドル『22/7(ナナブンノニジュウニ)』。7月22日に都内某所で開催された初ライブの模様をご紹介します。

7/22公開された制服衣装のキャラクター設定画

有名クリエイターがてがけた8人のキャラクターと、全国10,325名の応募者から選ばれた11名の少女たちで2016年12月24日に結成された『22/7』。これまで、8名は配役が決定し素顔を公開しての活動を、配役のない3名は声だけの活動を行っていた。

モーションライブ『僕たちは存在していなかった』

これまで過去3回の朗読劇イベントを開催してきた『22/7』。今回は満を持しての『初ライブ』というで、当選したラッキーな200名の観客がステージに期待の眼差しを向けるなか、イベントはスタートした。

まずは“デジタル声優アイドル”ならではの、スクリーンに映し出す『モーションキャプチャーライブ』による『僕たちは存在していなかった』（初披露）。最初はCGアイドル動画のようだったが、良く見るとダンスでの腕の位置や角度が微妙にずれ「ほんとだ、モーションキャプチャーだ」と理解。つまりスクリーンの向こうで声優アイドルたちが実際に踊っているということ。楽曲自体も初披露で盛り上がりはちょっと微妙だったが、CGに声援を送る違和感もあり仕方ないだろう。

2曲目は『地下鉄抵抗主義』をリアルで

キャラクターでの挨拶につづき、スクリーンの幕があがりキャスト8名が目の前に登場。一段と大きな拍手を受け、あらためての自己紹介と、2曲目『地下鉄抵抗主義』をこちらはリアルライブで初披露した。

リアルライブやMCでは、初ライブだけに初々しさ全開で、特にトークは全力でトチる場面もあったが、むしろご愛嬌。終始、会場から暖かい拍手と声援が送られた。まだ持ち歌が2曲しかない彼女たち。最後に『僕たちは存在していなかった』を今度はリアルライブで初披露しイベントは終了した。

3名のメンバーも素顔をお披露目

と思いきや、ここからサプライズの連発。会場に黒電話の音が鳴り響き（22/7のサプライズで恒例らしい）帆風千春が電話を取ると電話口から『9月20日デビューシングル発売決定！』『アニメ化決定！』の嬉しい知らせが。

そしてデビューシングルに22/7メンバー11名全員で歌う楽曲が収録されること、素顔未公開であった3名のメンバーのサプライズお披露目も実施。ステージ上も客席も驚きと歓喜と涙にあふれた。

最後に帆風から「今後は11人で活動出来ることが本当に嬉しいです。これからも私達の成長を見守ってもらえたらと思います。今日はありがとうございました。」と嬉し涙をこらえ笑顔で決意を語った。

初ライブを観た感想は、彼女たちの資質や楽曲のクオリティはさすが。リアルアイドルグループとしては、楽曲の雰囲気は欅坂に近い。ただし新時代のさらに先をゆく『デジタル声優アイドル』として今後の展開や可能性が未知数で、秋元氏が何を仕掛けてくるか楽しみで仕方ない。

デビュー曲『僕は存在していなかった』のLyric VideoがOFFICIAL YouTube CHANNELで公開されているので、時代に乗り遅れる前にまずはチェックしてみよう。

【デジタル声優アイドル『22/7(ナナブンノニジュウニ)』】
◇公式ホームページ：http://www.nanabunnonijyuuni.com/
◇結成日：2016年12月24日

●22/7 『僕は存在していなかった』Lyric Video
https://youtu.be/RPTdCclCLR0

■リリース情報
Debut Single『僕は存在していなかった』
2017年9月20日発売＜1万枚限定リリース＞

＊＊＊関連リンク＊＊＊

■『22/7(ナナブンノニジュウニ)』（公式ホームページ）

秋元康氏が総合プロデュースするデジタル声優アイドル『22/7(ナナブンノニジュウニ)』の初ライブを7月22日に開催。デビューシングル発売、アニメ化決定、全員お披露目などサプライズ尽くしのイベントを拝見した。
1. デビューシングルは『僕は存在していなかった』
	※掲載内容は2017年7月21日現在のものです