特集記事タイトル
[屋久島特集4]ジブリの聖地・白谷雲水峡トレッキング☆なび
画像説明
『苔むす森』は『もののけ姫』の世界観そのもの
世界遺産・屋久島特集記事の第4弾。ジブリの聖地として大人気の屋久島/白谷雲水峡への行き方、楽しみ方をナビゲート。写真とおすすめポイントなどオリジナル情報付きでご紹介します。
1. 原生林と清流が織りなす『苔むす森』と屋久島一の絶景『太鼓岩』へ
※掲載内容は2019年9月22日現在のものです
1. 原生林と清流が織りなす『苔むす森』と屋久島一の絶景『太鼓岩』へ
世界遺産・屋久島特集記事の第4弾は『白谷雲水峡』。ジブリの聖地として女性に大人気の屋久島/白谷雲水峡への行き方、楽しみ方をナビゲート。写真とおすすめポイントなどオリジナル情報付きでご紹介します。

なお、縄文杉へ行くための「屋久島へのツアー情報」などは[特集記事:第1弾]恋愛成就の世界遺産・縄文杉にカップルで行こう!をご覧ください。
#
白谷雲水峡入口へ向かう道路より
鹿児島県南方に位置する『屋久島』にあり、原生林の森を散策できるトレッキングスポットが『白谷雲水峡』(しらたにうんすいきょう)。
屋久島をこよなく愛するスタジオジブリの宮崎駿監督が何度となく足を運び、大ヒット映画『もののけ姫』のインスピレーションを得た(というか世界観は、まさにそのもの)舞台として有名で、ジブリファンの聖地として、年間を通じて多くの方が訪れる人気スポットです。
#
スタートから約15分『さつき吊り橋』を超え登山道へ
『白谷雲水峡』の入口へは、島内最大の街:宮之浦からレンタカー(または路線バス、タクシー)で約30分。駐車場は無料ですが、ハイシーズンは早い時間に満車となります。
散策ルートは、いくつかありますが、樹木や岩など一面が緑の苔で覆われた日本有数の苔スポットで、『もののけ姫』の舞台とされる『苔むす森』へは往復約5時間、さらにその先に進み大自然を一望できる『太鼓岩』までの太鼓岩往復(休憩などを含み約6時間)のトレッキングコースをご紹介します。

トレッキングに不慣れな方は、ガイド付きツアーを利用しましょう。山中奥深く入るので、登山靴・登山用リュック・雨具などの登山装備が必要なのは『縄文杉』トレッキングと同様。道標は整備されているので、こちらも迷う心配は殆どありません。
#
雨に濡れた苔は太陽を浴びるとキラキラ輝く
『白谷雲水峡』入口で、森林環境整備推進協力金(高校生以上500円)を支払い、いざトレッキングのスタート。
スタートから約15分、川面までかなりの高さがある『さつき吊り橋』を渡ると、本格的な登山道へ。屋久島の自然美を満喫できるので、疲れもあまり感じません。

入口から約90分で、休憩場所の『白谷小屋』へ。コース中にトイレがあるのはありがたい。近くの水場で水の補給もできます。

そして小屋から歩くこと約15分で『苔むす森』へ到着。そこはまさに『もののけ姫』の世界。視界すべてが緑の苔で覆われた幻想的な世界が広がります。
#
太鼓岩からは屋久島の絶景が360度
『苔むす森』から、急な登り道を歩くこと約40分で『辻峠』へ。ベンチがあるのが目印です。
辻峠から山道を登り約20分で最終目的地の『太鼓岩』へ。自然が造った大展望台・太鼓岩は、ご覧のとおりの足場なので、雨で濡れている場合は奥まで行かないように。

太鼓岩からは女神杉を経由して辻峠へ。辻峠から『楠川分かれ』方向へ(往復15分ほど)寄り道すると、もののけ姫でヤマイヌ・モロたちの住み家でアシタカも休んだ場所のモデルとされる『辻の岩屋』を見ることができますのでお見逃しなく。

辻峠に戻ったら、行きに来た道をひたすら戻ります。帰りは下りなので、あっという間ですが、足元が滑りそうな時は慎重に。
#
この岩場をのぼり苔むす森を目指す
#
清流の脇を進むので気持ちがいい
#
白谷雲水峡の森で虹が見れるのは珍しい(らしい)
#
もののけ姫の舞台『辻の岩屋』
『白谷雲水峡』はトレッキングコースですが、登山初心者でも十分(太鼓岩を)往復できます。カップルであれば、自分たちのペースで歩ける個人のほうがおすすめですが、レンタカーなど往復の足がない場合や登山装備がレンタルの場合は、ガイド付きツアー利用が便利です。

また、体力に自信のある方限定ですが、白谷雲水峡から太鼓岩を往復し、辻峠からトロッコ道へと抜け大林歩道へ向かえば、1日だけで縄文杉も行けるルートもあります(所要約11時間)。

もののけ姫の世界そのものの『苔むす森』。興味のある方は、体力のある若いうちに訪れましょう。

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【白谷雲水峡】
◇公式ホームページ:http://y-rekumori.com/shiratani_text/
(屋久島レクリエーションの森 保護管理協議会)
◇料金:森林環境整備推進協力金 高校生以上500円

<おすすめのガイドツアー>
◇屋久島道の駅観光:http://ymktour.net/
pagetop