2. 千秋(犯人役)のアリバイを崩す現場捜査ゲーム『配信者には殺せない』
つづいて、2020年9月10日(木)より『ナゾビル吉祥寺』にてスタートした、現場捜査ゲームの最新作『配信者には殺せない』。公演初日に1名で挑戦してきました。
刑事になりきり事件現場を実際に捜査
『現場捜査ゲーム』とはSCRAPが手掛ける体験型ゲームで、参加者は刑事になりきり、会場内の事件現場を実際に捜査し、ヒラメキと推理で犯人を追い詰めていきます。
殺人犯役は千秋、豪華メンバーで制作された注目作
本作『配信者には殺せない』は、犯人役に歌手や女優など幅広い分野で活躍を続ける『千秋さん』、脚本を劇団『ヨーロッパ企画』が手がけ、トリック原案は『逆転裁判シリーズ』でディレクターを務めた山崎剛氏らという、豪華メンバーで制作された注目作です。
1チームは1人から3人でプレイし、ゲームはチームごとに挑戦します。トリオチケットは3人で、ペアチケットは2人で、ソロチケットは1人で。他の方とチームを組むことはありません。
タブレットを使って捜査を進める
今回は1名(ソロ)で挑戦することに。受付時間に受付へ行き、警察手帳とタブレットを受け取ります。まずはタブレットにより動画を見て、今回の事件の概要を把握しましょう。
ユキの『鉄壁のアリバイ』を崩せ!
第一発見者はアート作品の制作過程を配信する人気動画クリエーターのユキ(演:千秋)。被害者はユキのマネージャー。刑事のあなたは、現場の状況からユキが犯人だと推理しますが、ユキには鉄壁のアリバイが。
「殺された瞬間、私は1万人の前で生配信していたのよ」
ユキは「このアリバイ崩せるかしら?」と挑発してきます。演者が千秋だし憎めない・・・でも刑事として悔しい。証拠を突きつけ逮捕するしかない!
ヒト型の白線や血痕はいかにも殺人現場
決意を胸に事件現場である倉庫へ向かいます。入口で警官に『警察手帳』を提示すると、啓礼で見送られます。気分は完全にドラマの刑事気分。
ユキの犯行動機やトリックの秘密を推理していく
倉庫内は、さきほど動画で観たそのままで、画材や絵具が満載。カーペットの上に残された、ヒト型の白線や血痕がリアル。まさに殺人現場そのもの。
ここでは現場保存の原則から物に触れることは禁止。様々な物にナンバーが振られていて、タブレットに入力すると詳しい情報が得られ、推理につなげていく仕組み。
限られた時間内に、重要なヒントを入手し、ユキの犯行動機やトリックの秘密を推理していきます。謎解きに詰まったら、ヒントを見ることも可能。私は今回も躊躇なくヒント頼り(笑)。ゲームクリア最優先です。
第2の現場では証拠品に触れて調べられる
つづいて第2の現場であるユキのアトリエを捜査。ここでは白い手袋を着用し、証拠品に触れて調べることができます。これぞ刑事の特権で、捜査してる感じがリアルです。
ペアで参加すれば『相棒』気分も
限られた時間で「これだ!」という証拠をみつけ、意気揚々とユキに突きつけるも…結果は失敗。捜査の成功・失敗に応じ、観られるエンディングムービーが変わるそうで『成功版』観たかったなぁ。
でも『正解』がSCRAPらしさ全開のハイレベルなものだったので、悔しさよりも奥深さに感動。ペアで参加すれば『相棒』気分も味わえそうです。
コロナ禍の今だからこそ非日常体験を
大人が真剣に悩み感動を味わえる、リアル脱出ゲーム『ある沈黙からの脱出』と、現場捜査ゲーム『配信者には殺せない』。
コロナ禍の今だからこそ、非日常体験を楽しみましょう!
(c)SCRAP
(取材・文・撮影/落合 宏樹)