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デジカメの進化と発展の歴史を紹介する特別展がスタート
画像説明
写真表現の可能性を飛躍的に高めたデジカメの歴史を紹介
日本カメラ博物館で特別展『デジタルカメラ1981-2021 進化と発展の40年』がスタート。デジカメのルーツとなる試作機など、貴重な実機を一堂に展示されています。
1. ルーツとなる試作機から現在まで、貴重なデジタルカメラ主要機種を一堂に展示
※掲載内容は2021年2月11日現在のものです
1. ルーツとなる試作機から現在まで、貴重なデジタルカメラ主要機種を一堂に展示
東京・半蔵門にある『日本カメラ博物館』で、デジタルカメラの歴史をたどる特別展『デジタルカメラ1981-2021 進化と発展の40年』が2021年2月9日(火)からスタート。特別展のみどころをご紹介します。
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特別展『デジタルカメラ1981-2021 進化と発展の40年』
日本カメラ博物館は、多くの歴史的なデジタルカメラを所蔵し、デジタルカメラの歴史を系統的に展示することができる世界的にも稀有な博物館。2000年には『デジタルカメラ 現在に至る軌跡』、2007年には『デジタルカメラヒストリー』を開催しています。
今回の特別展では、誕生から現在までの主要機種を展示し、デジタルカメラの進化と発展の歴史を紹介しています。
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大変貴重な実機『ソニー マビカ(試作機)』
デジタルカメラの歴史は、1975年にイーストマン・コダックのスティーブ・サッソンがデジタルカメラを発明したことに始まり、1981年にソニーが電子スチルビデオカメラ試作機『マビカ(MAVICA)システム』を発表し、製品化への一歩を踏み出しました。
特別展の目玉のひとつが、世界最初のスチルビデオカメラ『ソニー マビカ(試作機)』。『マビカ・ショック』と呼ばれたほど、その出現は世界中に衝撃を与えたそうで、このカメラは『日本カメラ博物館』と『スミソニアン博物館』(アメリカ)にのみ展示されている、大変貴重な実機です。
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中央の実機が東芝『アレグレット PDR-2』
1990年に市販品が発売され、初期のデジタルカメラは1画素1万円と言われたほどに、大変高価なものでしたが、1995年に発売された『カシオ QV-10』(カシオ計算機)により一般的な価格まで下げられ、1997年には『アレグレット PDR-2』(東芝)が発売されました。
この時期には内臓メモリーが主流でしたが、スマートメディアやコンパクトフラッシュといった、現在につながる記録メディアが登場したのもこの頃です。
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ソニーのミラーレス『NEX-5』
2008年には、今日『ミラーレス』と呼ばれる、マイクロフォーサーズ規格を採用した『ルミックス G1』がパナソニックから発売され、各社が続々と発売。
2010年にはソニーがAPS-Cサイズのミラーレス『NEX-5』『NEX-3』の2モデルを発売。Eマウントカメラ最初の機種でもあり、歴史を感じる一台です。
展示をじっくり眺め、パネルの解説を読むことで、これまでの歴史に加え、今後の進化していくであろう方向性にも期待が高まりました。

入館料は常設展も含め300円。デジカメ愛用中の方も、スマホでしか撮らないという方も、一度訪れてみてはいかがでしょう?

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【特別展『デジタルカメラ1981-2021 進化と発展の40年』】
◇公式ホームページ:
https://www.jcii-cameramuseum.jp/news/2020/12/15/28474/
◇開催期間:2021年2月9日(火)-6月13日(日)
◇開館時間:10:00-17:00
◇休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
※ゴールデンウイーク期間中の4/29(木・祝)-5/9(日)は休まず開館
◇入館料:一般300円 ※中学生以下無料
◇会場:日本カメラ博物館
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
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◇アクセス:
・東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」下車4番出入口より徒歩1分
・東京メトロ有楽町線「麹町駅」下車3番出入口より徒歩8分
***関連リンク***
■日本カメラ博物館(公式ホームページ)
■CP+2021
■CIPA 一般社団法人カメラ映像機器工業会(公式ホームページ)
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