世界最大級ジオラマの鉄道模型博物館が横浜に開業

1. 世界的な鉄道模型愛好家『原信太郎』のコレクションを展示
2. 世界最大級ジオラマは想像をはるかに超えていた
3. 横浜の今昔を再現した『横浜ジオラマ』も必見
※掲載内容は2012年7月7日現在のものです
横浜みなとみらいの新施設『原鉄道模型博物館』が、2012年7月10日(火)開業する。目玉は、世界最大級のジオラマ『いちばんテツモパーク』。開業に先立ち内覧会で訪れたが、噂にたがわぬクオリティの高さに驚かされた。館内の見逃せないポイントをご紹介しよう。
1. 世界的な鉄道模型愛好家『原信太郎』コレクションを初公開
2012年7月提供
(世界最大級ジオラマが待つ)
※写真提供:原鉄道模型博物館
日本の鉄道発祥の地:横浜駅から徒歩5分
『原鉄道模型博物館』は、日本の鉄道発祥の地:横浜駅から徒歩5分の『横浜三井ビル』2Fに誕生。鉄道模型愛好家として世界的に有名な『原 信太郎』氏(93歳)の作品や収蔵品を展示するもので、館長はもちろん原氏自身だ(運営は三井不動産)。
原氏個人収蔵の膨大で希少なコレクションを公開
原氏は、幼少から鉄道模型にはまり、模型作りのため380か国を訪れ、英・独・仏語を習得したというから半端じゃない。自作・収集した鉄道模型は約6,000両で、自宅には大型レイアウト『シャングリ・ラ鉄道』(非公開)を自作。労力も凄いが、その費用と時間は推測もできない。本館は、原氏の膨大で希少なコレクションの一部を初めて一般公開するものだ。
原模型の真髄
第一展示室『原模型の真髄』では、思い出や技術的特徴のある模型を展示。箱根の山を登った美しい木造電車『箱根登山鉄道 チキ形』、朝鮮半島で走っていた『金剛山電気鉄道』の車両、初の自作模型『一号電気機関車』や、車内まで精巧な『オリエント急行 食堂車』に注目。
●年●月撮影
(一号電気機関車)
●年●月撮影
(箱根登山鉄道チキ形『チキ1』)
●年●月撮影
(ヴッパータール懸垂電車模型)
ヴィンテージ・コレクション
第三展示室『ヴィンテージ・コレクション』では、世界に1つしかないという、超希少なアンティーク玩具『ヴッパータール懸垂電車模型』(メルクリン社/1919年製)は必見。そのほか、東海道新幹線一番切符(東京発、新大阪発の両起点各1枚)などを、エピソードとともに展示している。
原信太郎氏の秘宝「FS E626展」
多目的ルームでは、開館特別企画展『原信太郎氏の秘宝「FS E626展」』を9月2日まで開催。この車両はBreda社製の1/32電気機関車で、世界に類を見ないレベルにまで忠実に実車を再現したもので、部品総数はナント9000!空気圧縮機、モーター冷却送風機、電動発電機を内蔵し、運転室内の手動制御器を廻すと各台車のブレーキ装置が作動するなど、まるで美術工芸品。
●年●月撮影
(FS E626)
●年●月撮影
(部品一つ一つが精巧すぎる!)
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