1. AI対応の4800万画素メインカメラ+広角、望遠、マクロを搭載して5万円台
クアッドカメラ搭載スマホの実力を検証!ハイエンドに匹敵するカメラ機能を搭載しながら、比較的安価な『HUAWEI nova 5T』を使ってみました。
AI+クアッドカメラで誰でも簡単・キレイに撮れる
ファーウェイジャパンが2019年11月29日より日本で発売を開始した最新スマートフォン『HUAWEI nova 5T』。
海外で先に発売されていたHUAWEIのハイエンドモデルで、Googleサービスにも対応。グラデーションが美しく反射するボディカラーが印象的。薄くて持ちやすく、側面の指紋センサーや顔認証も非常に高性能、ゲームや動画使用時もストレスフリーでサクサク動きます。さすが最新スマホ。
ディスプレイは6.26インチTFTで、2340x1080ピクセル。左上にパンチホールカメラを搭載。本体ストレージは128GBで、MicroSDカードは非対応です。
1×/晴天+強い影でもこの描写/画像クリックで元写真表示
対応バンドやベンチマークなど詳しいレビュー記事は、すでに多くの記事が出ているので、私はカメラ機能を使っての感想をご紹介。
また『HUAWEI nova 5T』など『SIMフリースマホ』については『CLUB HUAWEI/SIMフリースマホ まるわかりガイド』を、ご覧ください。
■CLUB HUAWEI/SIMフリースマホ まるわかりガイド
https://club-huawei.jp/simfree/
本機種最大のウリのひとつであるカメラ機能は、最先端スマホを象徴するクアッドカメラ(=4つのカメラ)を搭載。
クアッドカメラの内訳は
◎標準/48MP(F1.8)
〇広角/16MP(F2.2)
〇マクロ/2MP(F2.2)
〇被写界深度/2MP(F2.4)
さらに、自撮り用のフロントカメラ/32MP(F2.0)を搭載しています。
夜のデートに最適な『東京ドームシティ』にて撮影
夜景モード(AI判定)1×(標準)手持ち撮影/画像クリックで元写真表示
メインカメラはAIによる被写体・シーン判定に対応しているのも特徴で、特に設定せずとも、自動で最適な処理をカメラ(スマホ)が行ってくれます。
そして『HUAWEI nova 5T』が最も威力を発揮するというのが夜景撮影。東京ドームシティにて撮影した写真は、普通に手持ちで構えて、そのまま撮影したもの。特にがっしりとも構えず、確実に手ぶれしそうな状況下でしたが、隅々までわずかなボケもなくビシッとした写真に仕上がっていて、撮った自分もびっくり。
カメラはズーム倍率により自動的に切り替わる(マクロを除く)ので、倍率表示をタップ(広角/1×/2×)するだけで使いやすい(10倍までのデジタルズームは画像が粗くなります)。
35mmフィルム換算での画角(Exifで確認)は、標準が26mm、広角が17mm、2xが52mmでした。広角の17mmは、狭い場所で人数が多い場合など、かなり重宝します。
自動でポートレートモードに/画像クリックで拡大写真
写真はAKB48のライブ(スマホ撮影OKタイム)での1コマ。メンバーから離れていたので2×にして超高速連写。ハイコントラスト環境での適正露出やペタピンもすごい。
最近はタレントさんが登場するイベントや展覧会などでも、SNSでの拡散を運営が期待し、スマホでのみ撮影可(ミラーレスなど、いわゆる『カメラ』では禁止)とするケースも多いので、そういう機会が多い方は、優れたカメラ機能のスマホは必要ですね。
夜景やポートレートだけでなく、スーパーマクロ、パノラマ、ライトペインティング、コマ抜きなど、スマホならではの機能も満載で、撮影すること自体に久々にワクワク。
一眼レフやミラーレスとはユーザーが求める性能が違いますが、進化が著しいAIを活用した画像処理(加工)部分は、スマホカメラの独断場。知識も準備も技術も後処理も不要で、ただ撮るだけでプロに近い写真が撮れてしまう最新スマホの実力-恐るべし-です。
1×(標準)/26mm
広角/17mm
2×(望遠)/52mm
スーパーマクロ(HUAWEI FreeBuds 3)