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いよいよ開催!英国が誇る至宝、全61作品を日本初公開
画像説明
エントランス手前のフォトスポット(※一部編集部加工)
『ロンドン・ナショナル・ギャラリー』世界初の大規模所蔵品展が、いよいよスタート。ゴッホ、フェルメールなど全61作品すべてが最高級で日本初公開の、絶対見逃せない展覧会だ。
1. 美術ファン待望の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』がついにスタート!
※掲載内容は2020年6月8日現在のものです
※会場内写真は3月に開催されたプレス内覧会当時のものです
1. 美術ファン待望の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』がついにスタート!
世界屈指の美の殿堂『ロンドン・ナショナル・ギャラリー』が日本に贈る歴史的な展覧会『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が、ようやく、ようやく開幕します。変更後会期は2020年6月18日(木)から10月18日(日)となりました。
※会場内の写真は3月初旬(非常事態宣言前)に開催されたプレス内覧会での模様です。
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エントランスから興奮を抑えられない
本来は2020年3月3日(火)からの開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、会場の国立西洋美術館が臨時休館。およそ3か月半遅れ、まさに待ちに待っての開催です。
ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つ、世界屈指の美の殿堂『ロンドン・ナショナル・ギャラリー』の所蔵作品展は、1824年の創立以来、英国外では一度も開催されたことがなく、今回が世界初となります。
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英国が誇る至宝の数々を国内で見られる最高の機会
西洋絵画に特化した同館は、粒ぞろいの質の高いコレクションで多くの人々を魅了し、美術ファンなら一生に一度は訪れてみたい憧れの美術館のひとつです。
本展では、イタリア・ルネサンスからポスト印象派にいたる、選りすぐりの傑作61点を通じ、英国とヨーロッパ大陸の相互関係の歴史を紐解きながら、西洋絵画史を俯瞰します。全作が初来日で日本初公開となるこの機会は、まさに歴史的な展覧会であり、この機会を逃すわけにはいきません。

より深く作品を理解するために欠かせない『音声ガイド』(当日貸出価格600円/税込)のナビゲーターは俳優の古川雄大さんです。
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ピエール=オーギュスト・ルノアール《劇場にて(初めてのおでかけ)》
展示される全てが世界的傑作といえる全61作品ですが、その中でも特に抑えるべき超注目作品を展示順にご紹介。( )内は音声ガイドの番号です。
(1)カルロ・クリヴェッリ 《聖エミディウスを伴う受胎告知》1486年
(3)レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《34歳の自画像》1640年
(4)ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》1670-72年頃
(10)ディエゴ・ベラスケス《マルタとマリアの家のキリスト》1618年頃
(11)フランシスコ・デ・ゴヤ《ウェリントン侯爵》1812-14年
(17)ピエール=オーギュスト・ルノアール《劇場にて(初めてのおでかけ)》1876-77年
(18)クロード・モネ《睡蓮の池》1899年
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フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年
そして、本展のハイライトが、(19)フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》です。
ゴッホの代表作とされる花瓶に挿したひまわりを描いた《ひまわり》は全7点(6点が現存)あり、本作はそのうちの1点です。

ゴッホは共同生活を送る予定の盟友ポール・ゴーガンのために、1888年から花瓶に生けたひまわりの絵を4点描き、本作はその4点目にあたり、ゴッホ自らがゴーガンの寝室を飾るにふさわしいと認めサインをした2点のうちの1点で、ゴーガンも最も好んでいたとされています。

ゴッホが認め、ゴーガンが最も好んだ『究極の《ひまわり》』を、国内で見ることができる『究極の機会』が本展なのです。
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レンブラント《34歳の自画像》
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ゴーガンとモネが並ぶ贅沢すぎる展示
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ゴッホがサインした《ひまわり》は僅か2点
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オリジナルグッズも見逃せない
会場では本展限定のオリジナルグッズも多数販売。表紙が2種類の『公式図録』は各2,900円、全作品をコンパクトに収録した『ミニ図録』は1,400円と手ごろです。

注目は、いま大人気の『すみっコぐらし』とのコラボレーション。本展出品の作品をモチーフにした衣装を着た、オリジナルてのりぬいぐるみ(全5種、各990円)が登場。大人気必至のため、購入はひとり1種につき2個までの制限つきです。
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新型コロナウイルス感染症の予防・拡散防止の取り組みを実施して開催され、会場内混雑を緩和するため〔日時指定制〕となりました。
入場日時を指定した入場券または、すでにお持ちの前売券・招待券が必要となります。詳しい入場方法は公式ホームページをご覧ください。

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』東京展】
◇公式ホームページ:https://artexhibition.jp/london2020/
◇会期:2020年6月18日(木)~10月18日(日)
※新型コロナウイルス感染症の影響により当初予定から変更となりました
※6/18-21は『前売券・招待券限定入場期間』
◇開館時間:9:30~17:30(金曜日、土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
◇休館日:月曜日、9月23日
※ただし7/13、7/27、8/10、9/21は開館
◇チケット:日時指定制を導入
※詳細は公式ホームページにて
◇会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
◇アクセス:
・JR「上野駅」下車(公園口) 徒歩1分
・京成電鉄「京成上野駅」下車徒歩7分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」下車徒歩8分
***関連リンク***
■国立西洋美術館(公式ホームページ)
■ロンドン・ナショナル・ギャラリー(公式ホームページ/日本語)
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