1. 16名の世界的クリエーターが参画した個性豊かな快適トイレ
TVやSNSで話題の『透明トイレ』など、公共トイレプロジェクト『THE TOKYO TOILET』による渋谷区に誕生した"新しいトイレ"へ行ってみました。
『恵比寿東公園トイレ』
公共トイレプロジェクト『THE TOKYO TOILET』は、日本財団が実施する、誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。
トイレは日本が世界に誇るおもてなし文化の象徴。渋谷区の17カ所で、順次公共トイレが生まれ変わります。
それぞれのトイレには、世界で活躍する16人のクリエーターが参画し、それぞれに個性豊かなトイレとなっていて『映えるトイレ』としても話題です。
『はるのおがわコミュニティパークトイレ』
中でも、SNSで話題となったのが、2020年8月5日(水)より使用開始され、個室外壁が透明ガラスで囲まれ中がスケスケの「通称・透明トイレ」。
建築家・坂 茂氏によるこのトイレは、代々木公園駅周辺にある『代々木深町小公園トイレ』と『はるのおがわコミュニティパークトイレ』の2ヶ所。
決して奇をてらったものではなく、鍵を閉めると不透明になるガラスで外壁を作ることで、トイレに入る前に『中が綺麗かどうか』『中に誰も隠れていないか』確認できるとのこと。確かに昼でも夜でも、トイレ内は丸見えで隠れようがありません。
鍵をかければ、このとおり不透明に
とはいえ、本当に外から見えなくなるのか。JKモデルのRenaにお願いし、試してもらいました。
透明ガラスで囲まれたトイレは、さながらアート作品のよう。個室内どころか、後方の歩道を歩く歩行者や車までスケスケ。本当に大丈夫か?
しかしトイレの中から鍵をかけた瞬間、壁は見事に不透明に!外からは全く中が見えず、中からも外は一切見えなくなったとのこと。
夜はトイレ全体が行灯のように周囲を照らし、防犯効果も抜群。最新技術だけに費用は高そうですが、女性や子供が安心できるトイレは必要ですね。
デザイン性だけでなく気持ちよく利用できる
『THE TOKYO TOILET』の仕様は各トイレで少しずつ異なりますが、車イスでの利用はどこでも可能。
オストメイト用設備も用意し、すべてのトイレがウォシュレット仕様とのこと。デザイン性に優れているだけでなく、気持ちよく利用できるよう、清掃をはじめとしたメンテナンスにも力を入れるそうです。
***関連リンク***
■日本財団(公式ホームページ)