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話題の『透明トイレ』など渋谷区THE TOKYO TOILETめぐり
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誰もいないのが一目瞭然なので安心(『代々木深町小公園トイレ』)
『透明トイレ』がTVやSNSで大きな話題となった渋谷区に誕生した『THE TOKYO TOILET』。区内全17カ所に順次誕生する予定で、すでにオープンした5ヶ所を巡りました。
1. 16名の世界的クリエーターが参画した個性豊かな快適トイレ
※2020年8月14日掲載
1. 16名の世界的クリエーターが参画した個性豊かな快適トイレ
TVやSNSで話題の『透明トイレ』など、公共トイレプロジェクト『THE TOKYO TOILET』による渋谷区に誕生した"新しいトイレ"へ行ってみました。
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『恵比寿東公園トイレ』
公共トイレプロジェクト『THE TOKYO TOILET』は、日本財団が実施する、誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。
トイレは日本が世界に誇るおもてなし文化の象徴。渋谷区の17カ所で、順次公共トイレが生まれ変わります。

それぞれのトイレには、世界で活躍する16人のクリエーターが参画し、それぞれに個性豊かなトイレとなっていて『映えるトイレ』としても話題です。
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『はるのおがわコミュニティパークトイレ』
中でも、SNSで話題となったのが、2020年8月5日(水)より使用開始され、個室外壁が透明ガラスで囲まれ中がスケスケの「通称・透明トイレ」。
建築家・坂 茂氏によるこのトイレは、代々木公園駅周辺にある『代々木深町小公園トイレ』と『はるのおがわコミュニティパークトイレ』の2ヶ所。

決して奇をてらったものではなく、鍵を閉めると不透明になるガラスで外壁を作ることで、トイレに入る前に『中が綺麗かどうか』『中に誰も隠れていないか』確認できるとのこと。確かに昼でも夜でも、トイレ内は丸見えで隠れようがありません。
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鍵をかければ、このとおり不透明に
とはいえ、本当に外から見えなくなるのか。JKモデルのRenaにお願いし、試してもらいました。
透明ガラスで囲まれたトイレは、さながらアート作品のよう。個室内どころか、後方の歩道を歩く歩行者や車までスケスケ。本当に大丈夫か?

しかしトイレの中から鍵をかけた瞬間、壁は見事に不透明に!外からは全く中が見えず、中からも外は一切見えなくなったとのこと。

夜はトイレ全体が行灯のように周囲を照らし、防犯効果も抜群。最新技術だけに費用は高そうですが、女性や子供が安心できるトイレは必要ですね。
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デザイン性だけでなく気持ちよく利用できる
『THE TOKYO TOILET』の仕様は各トイレで少しずつ異なりますが、車イスでの利用はどこでも可能。
オストメイト用設備も用意し、すべてのトイレがウォシュレット仕様とのこと。デザイン性に優れているだけでなく、気持ちよく利用できるよう、清掃をはじめとしたメンテナンスにも力を入れるそうです。
誰もが快適に使用できる公共トイレが増えるのは嬉しいこと。

2020年9月までに誕生する7つのトイレをご紹介しますので、近くを通った際などに、利用してみましょう。

■代々木深町小公園トイレ/坂茂
渋谷区富ヶ谷1-54-1

■はるのおがわコミュニティパークトイレ/坂茂
渋谷区代々木5-68-1

■東三丁目公衆トイレ/田村奈穂
渋谷区東3-27-1

■恵比寿公園トイレ/片山正通
渋谷区恵比寿西1-19-1

■恵比寿東公園トイレ/槇文彦
渋谷区恵比寿1-2-16

■西原一丁目公園トイレ(8/31オープン予定)/坂倉竹之助
渋谷区西原1-29-1

■神宮通公園トイレ(9/7オープン予定)/安藤忠雄
渋谷区神宮前6-22-8

(モデル:Rena/取材・文・撮影:落合 宏樹)
【公共トイレプロジェクト『THE TOKYO TOILET』】
◇公式ホームページ:https://tokyotoilet.jp/
***関連リンク***
■日本財団(公式ホームページ)
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