1. 緊急事態宣言解除後にふたりで行きたい、とっておきの高級鮨店
上質な鮨店が数多く集まる東京・西麻布に、2021年1月13日(水)新たな鮨店『鮨やま田』がオープンしました。金光将輝氏が握る、関西風のやさしい赤酢鮨を堪能しました。
若き大将・28歳の金光将輝氏
『鮨やま田』は『広尾駅』から徒歩約10分。外苑西通りの西麻布交差点からほど近い場所のL1stビルB1Fです。
道路沿いに店舗の表示はなく、階段を降りると『鮨やま田』と書かれた小さな表札が出ているのみ。隠れ家風の造りが粋です。
カウンターに立つのは若き大将・28歳の金光将輝氏。金光氏は16歳から料理一筋、大阪・北新地で予約の取れない名店で研鑽を積み、今回のオープンを迎えました。
『アオリイカ』最高の甘みとモチモチ感
店内はカウンター7席のみの完全予約制。営業時間は二部制[18:00-20:00/20:30-23:00]ですが、現在はコロナを踏まえ一部[18:00-20:00]のみの営業となっています。
提供メニューも、現在は『おまかせ2万円』(税込)コースのみとなっており、全20品程度を想定。取材当日も、アテと握りを交互にお酒と共に楽しむスタイルで20品を頂きました。
『ウニのせごはん』
程よいペースで、1品ずつ目の前に出させるお料理は、見た目も味も最高の逸品ばかりでした。
次にどんなお料理が出てくるかを楽しみに待つのも、おまかせコースの醍醐味ですが、特に印象に残ったものをご紹介しましょう。
「鮨=車海老」という大将こだわりの逸品
甘みとモチモチ感が衝撃的だったのは『アオリイカ』。『アマダイと空豆の揚げ物』は添えられた『月光』百合根の美味しさに感動しました。
『コハダ』『赤身づけ』『中トロ』『車海老』『伝助穴子』は、いずれも『高級な鮨店』に来たことを実感する最高の握り。甘めのしゃりで食べ疲れないのもポイントです。
『クエのしゃぶしゃぶ』や『マナガツオの西京焼き』も美味しかった…。そして青のりを間に挟んだ『ウニのせごはん』最っ高でした。
締めのデザートは1月ということでお正月らしく『あずき餅』。上品な甘さのあずきも秀逸でしたが、お餅の焼き加減が絶妙すぎて・・・匠の技を感じました。
店舗入り口
『クエのしゃぶしゃぶ』
『中トロ』
あずき餅
『鮨やま田』は、大将が若くて気さくな金光氏なので、若いカップルの『高級鮨店デビュー』にもぴったりです。
緊急事態宣言が解除されたら自分へのご褒美として、西麻布に誕生した新たな鮨店を訪れてみてはいかが?
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【鮨やま田】
◇開業日:2021年1月13日(水)
◇営業時間:2部制[1部18:00-20:00/2部20:30-23:00]
※当面は1部(18:00-20:00)のみ営業
◇定休日:日曜日、月曜日
◇客単価:20,000円-30,000円
◇予約:完全予約制/03-6805-1578
◇住所
〒106-0031 東京都港区西麻布4丁目2-6 L1stビルB1F
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◇アクセス:
・東京メトロ日比谷線「広尾駅」より徒歩約10分
・東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より徒歩約12分
・都営大江戸線「六本木駅」より徒歩約15分