ピーターラビット™の大規模展覧会が世田谷美術館で開幕
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会場内4か所にフォトスポットを設置
世田谷美術館にて『出版120周年 ピーターラビット™展』がスタートしました。展示のみどころをご紹介します。
1.最初の絵本の彩色画など貴重な展示が勢ぞろい
※本記事内の金額・料金表示はすべて税込です
※掲載内容は2022年3月28日現在です
1. 最初の絵本の彩色画など貴重な展示が勢ぞろい
世界中で愛されるウサギ、ピーターラビット。シリーズ第一作『ピーターラビットのおはなし』が、出版120周年を迎えることを記念した大規模な展覧会『出版120周年 ピーターラビット™展』が、2022年3月26日(金)より『世田谷美術館』(東京都・世田谷区)にてスタートしました。

特に、シリーズ最初の絵本『ピーターラビットのおはなし』の彩色画全点を一堂に展示する第2章は必見です。

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音声ガイドは600円
愛くるしく魅力的な動物たちが、美しい自然の中で織りなすウィットに富んだ物語『ピータラビット』シリーズ。

1902年刊行の第一作『ピーターラビットのおはなし』を皮切りに、1930年まで次々に出版され、シリーズは全部で23冊となっています。

展示内容をより楽しむための必須アイテム『音声ガイド』のナビゲーターは俳優・シンガーソングライターの松下洸平さん。貸出料金は1人1台600円、収録時間は約35分です。

また会場内は原則・撮影禁止ですが、会場内4か所にフォトスポットがあり、フォトスポットの床にはフットマークが記されていますのでお見逃しなく。

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ペットのウサギのスケッチ
それでは会場内のみどころをご紹介しましょう。

入場してすぐ大きなフォトスポットがあり、その先が『第1章:ピーターラビット誕生以前』。

ビアトリクス・ポター™が描いた日本初公開となるペットのウサギのスケッチやグリーティングカードのために描かれた作品などが展示されています。

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貴重な絵手紙の直筆オリジナルを日本初公開
そして本展の目玉となる『第2章:ピーターラビットのおはなし』エリアへ。

『ピーターラビットのおはなし』は、1893年、作者・ビアトリクス・ポターが病床の息子ノエル・ムーアを元気づけるために送った絵手紙が原点となっています。

展覧会ではその貴重な絵手紙の直筆オリジナルを日本初公開。 シリーズ最初の絵本『ピーターラビットのおはなし』彩色画全点が一堂に展示されています。

刊行にあたり、ビアトリクスは全ての挿絵を水彩で描きましたが、初版本や版を重ねた絵本では、一部の挿絵が掲載されませんでした。

出版から100年が経過した2002年以降、ビアトリクスの当初の想いを尊重し、英語版の絵本では全ての挿絵が掲載されるようになりました。

そして出版120周年を祝う本展では、日本初公開の原画を含む彩色画全点を一堂に展示し、作者が当初思い描いた絵本のすがたを展示で再現しています。

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高さ180cmの特大バースデイケーキ
イギリス湖水地方のザ・ワールド・オブ・ビアトリクス・ポター・アトラクションが、本展のために制作した、高さ180cmの特大バースデイケーキも会場内に登場。

ピーターラビットの出版120周年を楽しくお祝いしています。

また、絵本のキャラクターを商品化するための特許を取得したのは、ビアトリクスが最初と言われています。

本展では、作者自らが監修したピーターラビットのぬいぐるみなど、100年以上前に作られた貴重なアイテムの数々も展示されていました。

出口にある展覧会公式ショップでは、展覧会オリジナルグッズが大集合。特に『公式図録』(2,640円)は殆どの来場者が購入するであろう必須アイテムです。

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『ピーターラビットの塗り絵帖』
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第一作目すべての彩色画を展示
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フォトスポット
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『公式図録』(2,640円)

ファンに限らず楽しく見応えがある『ピーターラビット™展』、2022年6月19日(日)までの開催です。

PETER RABBIT™ & BEATRIX POTTER™ © Frederick Warne & Co., 2022

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【出版120周年 ピーターラビット™展】
◇公式ウェブサイト:https://peter120.exhibit.jp
◇会期:2022年3月26日(土)-2022年6月19日(日)
◇開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
◇休館日:毎週月曜日(ただし5月2日[月]は開館)
◇観覧料:一般1,600円/65歳以上1,300円/大高生800円/中小生500円
※会期中の土日・祝休日および5月2日[月]は日時指定制
◇会場:世田谷美術館
>>GoogleMapでみる
◇アクセス:
・東急田園都市線「用賀」駅よりバス利用または徒歩17分ほか
***関連リンク***
■ピーターラビット(公式ウェブサイト)
■世田谷美術館(公式ウェブサイト)

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