新山種美術館開館記念！御舟の作品を一挙公開中

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近代・現代日本画の優れたコレクションで知られる『山種美術館』が、2009年10月1日（木）恵比寿に移転し新美術館として開館しました。地下に位置する展示室は三番町時代の約2倍のスペース（約650平方メートル）となり、余裕をもった展示が実現。ゆったりと鑑賞ができるようになりました。		（ゆったりとした展示室内）

現在、開館記念特別展として、『速水御舟－日本画への挑戦－』を開催中。山種コレクションの御舟作品を全て観ることができる（＊）またとない機会ということで、新しい美術館を取材してきました。（注＊）一部途中展示替えあり

1. 日本初の日本画専門の美術館

（新美術館外観／撮影：小池宣夫）	5点の重要文化財を含む約1800余点を所蔵山種美術館は、1966年（昭和41年）日本初の日本画専門の美術館として、日本橋兜町に開館。120点の御舟作品を所蔵し『御舟美術館』として親しまれきましたが、2009年10月より渋谷区広尾に移転。新しい美術館は、恵比寿駅から青山方面へ徒歩10分というロケーションとなり、大人のデートスポットとして利用しやすくなりました。

明治から現在までの近・現代日本画を主として約1,800余点を所蔵。岩佐又兵衛《官女観菊図》、椿椿山《久能山真景図》、竹内栖鳳《班猫》、速水御舟《炎舞》《名樹散椿》の5点の重要文化財、酒井抱一《秋草鶉図》などの重要美術品を所蔵しています。また、《鳴門》《醍醐》など戦後の院展出品作のほとんどを含む135点の奥村土牛コレクションでも知られています。		速水御舟《名樹散椿》重要文化財 1929年山種美術館所蔵

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