(オシリス神像 前1100年頃) |
冥界の旅を経て来世で復活する
古代エジプトでは、人は死後に冥界の旅を経て来世で復活すると考えられてしました。
死後に待ち構える200もの困難を乗り切り、楽園に無事に着くために守護の力を与える呪文集が『死者の書』であり、いわば『来世へのガイドブック』。その多くは美しい文字や挿絵で彩られたパピルスの巻物として、死者に捧げられました。
本展の第1章、第2章では、古代エジプトにおける死生観と、冥界への旅に関連する大英博物館の貴重な所蔵品を展示。冥界では、生前の行為によって死者の判定が行われます。人々は死者をミイラにし、冥界の王オシリス神の審判を受け、再生・復活し永遠の生命を得られると信じていました。 |