世界最長『死者の書』日本初公開〜古代エジプト展

1. 古代エジプト人を来世へと導く『死者の書』とは
2. 世界最長全37mの『死者の書』グリーンフィールド・パピルス
3. レストランには古代エジプト展コラボメニューが登場
※掲載内容は2012年7月6日現在のものです
2012年7月6日内覧会にて撮影 大英博物館 古代エジプト展がスタート
六本木ヒルズ 森タワー52階 森アーツセンターギャラリーにて、『大英博物館 古代エジプト展』が2012年7月7日(土)からスタート。目玉は、日本初公開となる世界最長の『死者の書』パピルスの全容。事前内覧会の模様とともに、注目ポイントをご紹介します。
1. 古代エジプト人を来世へと導く『死者の書』とは
2012年6月提供
(世界最古の国立博物館:大英博物館)
大英博物館の所蔵品約180点が来日
本展は年間約600万人が訪れるイギリス・ロンドンの『大英博物館』が誇る、世界屈指のエジプトコレクションの中から、世界最長37mの『死者の書』グリーンフィールド・パピルスのほか、ミイラや棺、護符、装身具など約180点が来日。古代エジプト人が祈りを込めた来世への旅路を追体験する展覧会です。
2012年7月6日内覧会にて撮影
(オシリス神像 前1100年頃)
冥界の旅を経て来世で復活する
古代エジプトでは、人は死後に冥界の旅を経て来世で復活すると考えられてしました。

死後に待ち構える200もの困難を乗り切り、楽園に無事に着くために守護の力を与える呪文集が『死者の書』であり、いわば『来世へのガイドブック』。その多くは美しい文字や挿絵で彩られたパピルスの巻物として、死者に捧げられました。

本展の第1章、第2章では、古代エジプトにおける死生観と、冥界への旅に関連する大英博物館の貴重な所蔵品を展示。冥界では、生前の行為によって死者の判定が行われます。人々は死者をミイラにし、冥界の王オシリス神の審判を受け、再生・復活し永遠の生命を得られると信じていました。
2012年7月6日内覧会にて撮影
ミイラマスク 前1〜後1世紀

2012年7月6日内覧会にて撮影
ホルアアウシェブの人形棺と女性のミイラ
前945−前850年頃
≫(次ページ)世界最長全37mの『死者の書』グリーンフィールド・パピルス
≪Back |1|23他の特集記事を読む 東京デートナビ≫