1. ゆうなぁ、田中美久、石田千穂、末永桜花、梅山恋和
新春恒例『AKB48グループ2020 TDCホールライブ祭り』(全17公演)。ライブレポート第3弾として、1月22日(火)から26日(日)にかけて開催された、各グループの映えぬきによるソロコンサート9公演をご紹介します。
1. ゆうなぁ単独コンサート(村山彩希&岡田奈々)/
2. HKT48 田中美久ソロコンサート
3. STU48 石田千穂ソロコンサート
4. SKE48 末永桜花ソロコンサート
5. NMB48 梅山恋和ソロコンサート
6. NGT48 本間日陽ソロコンサート
7. AKB48 久保怜音ソロコンサート
8. AKB48 山内瑞葵ソロコンサート
9. AKB48 小栗有以ソロコンサート
グループを代表する実力者2人が初のペアコン
ソロコンサート(いきなり"ペア"コンですが)トップバッターは、AKB48の仲良しコンビ村山彩希&岡田奈々の『ゆうなぁ単独コンサート~かけがえのない時間~』。
ソロコンサート経験者の2人なので、ライブ構成も成熟。
ソロコーナーとして、岡田は歌、村山はダンスでそれぞれの得意分野で観客を魅了すると、唐突に寸劇コーナー『りんご姫』が始まり場内を爆笑に包む。
ファンが熱望するふたりの意味深な関係を『I'm sure』で表現したり、ファンからリクエストを募った曲を披露するなど、観客を置いていかない工夫も随所に。
終盤で岡田から村山へのサプライズで感謝の手紙を読み上げると、完全にふたりの世界に。Wアンコールで『ずっと ずっと』で〆めると、「また二人でできますように!」と指切りを交わし、ゆうなぁの『かけがえのない時間』はあっという間に終了。全体コンサートより遥かに見ごたえのあるコンサートでした。
『くまモン』の応援に喜ぶ田中美久
1月23日(木)は『HKT48 田中美久ソロコンサート~みんなで一緒にみくもんもん~』。
HKT48で、松岡はなとともにグループのエース級である田中美久(たなか みく:愛称みくりん)なので、初のソロコンサートでも落ち着いたもの。
オープニングは和装で登場し、普段の元気で明るいイメージとは一転した大人っぽい雰囲気とし、VTRのテーマ『片思い』とリンクした楽曲を披露。『オネストマン』ではみくりんが愛してやまない、故郷・熊本から『くまモン』も応援に駆け付け会場を沸かせました。
コンサート終盤では「大切な仲間に向けて歌いたい」と、『なこみく』コンビの矢吹奈子、ずっと背中をみてきた絶対エースの宮脇咲良、グループの先頭に立ち続けた児玉遥、溺愛し指導してくれている指原梨乃へ、それぞれに縁ある歌を披露し間奏では手紙を読み上げ、心からの感謝を伝える演出が胸をうちました。
自身初センター曲の『早送りカレンダー』や、自身が作詞した楽曲『わたしのふるさと』、最後は代表曲『ロマンティック病』を披露し、大盛り上がりで幕を閉じました。
エースの片鱗をみせた石田千穂
1月24日(金)は『STU48石田千穂久ソロコンサート~いえっ!に帰るまでがちほコンです~』。
逸材ぞろいのSTU48のなかでも、王道アイドル系のエースとして知られる石田千穂(いしだ ちほ)。念願かなっての初のソロコンサートでも、堂々としたパフォーマンスやMCで、アイドルオーラをいかんなく発揮していました。
衣装もかわいさ満点の王道スタイルから、シリアスでクールなものまで変幻自在。衣装替えのつなぎとしてのオリジナルVTRでも、「石田千穂はどんな人?」とメンバーへの匿名インタビュー形式で自身を掘り下げることで、会場を盛り上げました。
本編ラストの『ファンレター』では、曲間でファンへ向けた手紙を読み上げ、会場中のファンの心をさらに鷲づかみ。アンコールラストはSTU定番のアゲアゲ曲『夢力』でしめ、ファンの笑顔で満ち溢れた楽しいソロコンサートとなりました。
かわいさ全開の末永桜花
1月25日(土)朝公演は『SKE48末永桜花ソロコンサート~あなたが見ていてくれたから…♡~』。
SKE48の未来を担う王道アイドルの『末永桜花』(すえなが おうか)。パフォーマンスもMCも堂々としており、エースとしての資質も抜群。来月でまだ18歳なので、まさに今がアイドルとして旬。
かわいい曲や衣装だけでなく、黒のレザー調ワンピースでハードな楽曲も披露するなど、幅広いスキルをいかんなく発揮。
中盤では、末永が鉄道に恋する少女に扮したビデオ映像『ある一日の少女の儚い夢』のあと、車掌制服調のワンピースで大好きな鉄道コーナーをスタート。この日一番の笑顔をみせました。
本編最後に選んだのは、末永が「とてもお世話になった」という大好きな先輩メンバー・柴田阿弥がセンターを務めた『愛の意味を考えてみた』を心をこめて披露するなど、周りへの感謝を忘れない、ファンからもメンバーからも愛される性格がコンサート全般ににじみ出ていました。