1. 創業から144年、名物『うなぎとろろ茶漬け』でも有名な老舗の味を六本木で
うなぎ料理の専門店が集まる浜松で最も歴史がある、創業から144年の老舗『
中川屋』が、2019年10月東京・西麻布に初出店。『浜松のうなぎ』を取材しました。今回のモデルはインフルエンサーのRenaさんです。
※本記事中の料金・価格はすべて税抜きです
店舗は2F。新築で高級感も漂う内観だ
『中川屋』といえば、旧東海道沿いにある"浜松うなぎ"の有名店。東京からわざわざ足を運ぶ方も多く、GWや夏休みなどの混雑日には、2時間待ちも珍しくない人気店です。
そんな『中川屋』が満を持しての市外初出店となった支店が『西麻布店』。場所は六本木ヒルズから徒歩約5分、六本木駅から徒歩約8分の閑静な裏通り沿いで、公式サイトのGoogleマップで、迷わず辿り着けました。
店舗は2Fで、広めのテーブル席のほか、個室も大小1つずつ。個室利用料は不要なので、カップルで訪れるなら、予約時に個室が空いているか聞いてみましょう。
シンプルな『うな重』も満足度が高い
今回オーダーしたのは、中川屋でしか味わえない名物『うなぎとろろ茶漬け』と『うな重』『白焼き』の3品。
『中川屋』の"絶品うなぎ"の秘密は、独自の焼き方。一度蒸してから焼く"関東風"で、一般的なうなぎ店と比べ、およそ2倍の時間をかけて焼いているそう。そして創業以来の144年継ぎ足し守ってきた『秘伝のタレ』。
まずは、うなぎ本来の旨みが際立つ『白焼き』(3,800円)を。白焼きの上に載っているのは・・・おぉキャビア!。キャビアをのせ、そのままでもヨシ、お好みで山葵醤油を少量つけて頂くもヨシ。上品で贅沢な逸品です。
つづいて最もベーシックな『うな重』(5,000円)を。一口食べてすぐにわかる、外側がパリッ、中はフワフワな焼き上がりで、うなぎ特有である皮と身の間のヌルっとした感触は全くありません。甘口が癖になる秘伝のタレは、甘くてもしつこくなく、大人・子供を問わず大好きな味。うーん、たまりません。これぞ"THE
うなぎ"の味!
名物『うなぎとろろ茶漬け』
そしていよいよ、中川屋でしか味わえない名物『うなぎとろろ茶漬け』(5,900円)が運ばれてきました。
『うなぎとろろ茶漬け』は、上下2段になった専用のお重。上段にはとろろ、お茶漬け用のダシ、お漬物、山椒、肝吸いが載っています。
そしてワクワクしながら、上段を横にずらすと、ごはんが見えないほど贅沢にうなぎがのった『ひつまぶし』と薬味(ネギと山葵)が登場。あけた瞬間に漂う蒲焼き独特の香りが、食欲をいっそう駆り立てます。
『うなぎ茶漬け』にとろろをプラス
仲居さんからアドバイスを頂いたとおり、1杯目は茶碗にご飯とうなぎをよそい、うなぎ本来の旨味を楽しみます。先程のうな重同様、もちろん超美味!
次に、茶碗にご飯とうなぎをよそい、ダシ入りのお茶を回しかけ、ネギと山椒を加えて風味たっぷりの『うなぎ茶漬け』として。こちらも超美味!なんとも贅沢なお茶漬けです。
そして仕上げは『うなぎ茶漬け』にとろろを加えて豪快に。「美味しい~~!」。ごはん、うなぎ、ダシ入りのお茶、とろろ、全てが合わさり絶妙な味バランスに。一度食べたら、浜松まで食べに行きたくなるのも納得の逸品でした。
創業144年『秘伝のタレ』
カップルにベストな個室(小)
『白焼き』の上にはキャビアが
『うなぎとろろ茶漬け』のお重は2段
ボリュームもたっぷりですが、Renaさんは「私のお気に入りは『うなぎとろろ茶漬け』。サッパリしてて飽きないし、3つの味を楽しめるから幾らでも食べれちゃう。もう1人前食べたいぐらい(笑)」と大満足でした。
税別5,900円と安くはありませんが、浜松まで行かずに都心で味わえるのは、費用的にも時間的にも大きなメリット。
六本木ヒルズや東京ミッドタウンでのデートや仕事帰りに、老舗うなぎ店の名物料理を味わいましょう!
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【『濱松 中川屋 西麻布店』】
◇公式ホームページ:
http://www.nakagawaya.jp/nishiazabu/
◇開業:2019年10月(浜松の本店開業は明治10年)
◇営業時間:
昼:11:30~15:00(L.O.14:00)
昼:17:30~22:30(L.O.21:30)
◇場所:東京都港区西麻布1-4-21 アートスクエア2F
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◇アクセス:
・東京メトロ日比谷線 六本木駅(出口2) 徒歩8分
・都営大江戸線 六本木駅(出口4b) 徒歩8分
・東京メトロ千代田線 乃木坂駅(出口5) 徒歩8分
※六本木ヒルズから徒歩5-6分