1. のんが飼っていたハムスターとの思い出は衝撃の展開に…
女優の"のん"が、2020年8月20日(木)東京・渋谷のユーロライブで開催された長編アニメーション映画『マロナの幻想的な物語り』日本語吹替え版完成披露試写会に登壇しました。
©Aparte Film, Sacrebleu Productions, Mind's Meet
映画『マロナの幻想的な物語り』は、アンカ・ダミアン監督による作品で、東京アニメアワードフェスティバル 2020(TAAF)コンペティション部門にて長篇アニメーション
グランプリを獲得しています。
本作は、イラストレーター『ブレヒト・エヴァンス』をはじめとするヨーロッパの才能あるクリエータが集結した映像が見所の一つ。
より作品世界に集中できる<日本語吹替え版>では、鼻がハート型の主人公『マロナ』の声を“のん”が担当しています。
(左から)小野友樹、のん、夜道雪、平川新士
舞台挨拶には、同じく<日本語吹替え版>で声優を務めた小野友樹(曲芸師マノーレの声)、夜道雪(ソランジュの声)、平川新士(イシュトバンの声)の4名が登壇。
のんは作品について「映像表現がすごくて。アート性も強くて。犬の視点で描かれているのも新鮮で『犬の目から見ると世界はこう見えてるんだ』と思いました」と感想を述べました。
『黒子のバスケ』火神大我役など多くの作品に出演する小野は「日本のアニメと土壌が違ってて・・・芸術に振るとこうなるんだと」と、作品に衝撃を受けたことを明かしました。
ソランジュの声を担当した夜道雪
のんは犬の声を担当するにあたり「人間を受け入れて尽くしているところがマロナの素敵なところで、それを大事に」意識したとのこと。
のんの『声の演技』について、小野は「原作の意思を汲み取りつつ、のんさんのニュアンスでやっていらっしゃって凄く耳に染み入りました」と話、夜道は「完成したものを観て鳥肌が立ちました。ありがとうございました」と大絶賛されていました。
ハムスターとの思い出を語る"のん"
『ペットとの思い出』を語る場面では、のんは小学生時代に飼っていたハムスターとの思い出を語るも、衝撃の展開に会場が静まりかえる場面も。
「砂場でお山を作りトンネル工事をハムちゃんに掘ってもらい、トンネルが抜けて皆で喜んで、最後はお山に乗って潰したのですが、私のハムちゃんがいないことに気付いて…」(会場中がシーン・・・おぃおぃ、まさか・・・)
「でも、掘り出したらハムちゃんは無事で救出できました。マロナを見て、あの時の衝撃を思い出しました。今でも心が痛いというか…ごめんなさい」と語り、一堂を安心させました。
のんは最後に「マロナの目線で人の世界を見ることが凄く新鮮です。自分に置き換えて、考えられる映画だと思います。ぜひ楽しんでください」とアピールした。
映画『マロナの幻想的な物語り』<字幕版>は8月29日(土)ユーロスペースにて先行公開、9月11日(金)より<吹替え版><字幕版>を全国で順次公開される。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【マロナの幻想的な物語り】
◇公式ホームページ:
https://maronas.info/
◇公開情報:
2020年8月29日(土)ユーロスペースにて先行公開
2020年9月11日(金)より<吹替え版><字幕版>をユーロスペース全国ロードショー
◇STORY
血統書付きで差別主義者の父と、混血で元のら犬だけど美しくて博愛主義の母との間に生まれたマロナは、同時に生まれた9匹の末っ子で、「ナイン」と呼ばれていました。このハート型の鼻を持つ小さな犬は、生まれてすぐ彼女の家族から引き離され、曲芸師マノーレの手にわたります。マノーレはこの小さな犬にアナと名付け、アナにとっても、幸せな日々が訪れたかに思えましたが……