1. withコロナの今、社会に必要な2つのソーシャルエンターテイメントを提供
私たちに眠る五感を再発見できる『ダイアログ・ミュージアム「対話の森」』が、本日2020年8月23日(日)『アトレ竹芝』にオープンします。『ダイアログ・イン・サイレンス』『ダイアログ・イン・ザ・ライト』2つの非日常プログラムを、先行体験してきました。
『ダイアログ・ミュージアム「対話の森」』
見えないからこそ、みえるもの。
聞こえないからこそ、聴こえるもの。
老いるからこそ、学べること。
ダイバーシティ&インクルージョンを体感できる日本初のダイアログ・ミュージアム「対話の森」。
『ダイアログ・イン・サイレンス』『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』『ダイアログ・ウィズ・タイム』の3つのプログラムが予定されていましたが、当面はwithコロナの今だからこそ社会に必要な、2つのソーシャルエンターテイメントを提供する形で開業します。
『手のダンス』(ダイアログ・イン・サイレンス)
まず体験したのは『音のない世界』で、表情やボディーランゲージでコミュニケーションを楽しむ『ダイアログ・イン・サイレンス』。
これまでドイツ、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国など世界で100万人以上が体験し、日本では2017年に初開催され約1万人が体験したプログラム。
音声に頼らず対話をする達人である聴覚障害者のアテンドで、参加者は音を遮断するヘッドセットを装着し、7つの部屋を巡りながら、音や声を出さずに、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。
『フェイスの部屋』(ダイアログ・イン・サイレンス)
ヘッドセットを装着してみると、これまで当たり前だった世界観が一変し、かってない静寂の中で、他の参加者とともに『対話』を体験します。
静寂の中で、相手の意思を理解し、または相手に意思を伝えるには、いつもの何倍も集中力、観察力、表現力を高める必要がありました。
さらに鼻から口元の動きが、コロナ禍ではマスク着用で殆ど伝わらないことを身をもって実感。マスク着用が当たり前となった今こそ必要なことに"気づく"ことができました。
中でどんな体験が待っているかは、体験してのお楽しみ。『音』を消すことで『解放』される感覚を楽しめる、貴重な90分間でした。
<ダイアログ・イン・サイレンス>
◇体験時間:約90分間
◇参加費(税別):
大人3,500円、中高生・大学・大学院生2,500円、小学生1,500円
◇チケット:事前予約制(公式サイトより)
『ノイズの森』(ダイアログ・イン・ザ・ライト)
そして、暗闇のエンターテイメントとして、これまで世界41ヵ国・800万人以上、国内でも23万人以上が体験した『ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を期間限定でアレンジした『ダイアログ・イン・ザ・ライト』を初体験。
『ライト』は、真っ暗闇の会場に明かりを灯しての初公開。視覚障害者のスタッフとともに『公園』『夜の高原』『ノイズの森』という3つの部屋を『旅』しながら、私達に眠る五感と人と出会い対話することの楽しさと豊かさを再発見する期間限定プログラムです。
私が他の会場で『ダーク』を体験した時とは、また違う発見や気づきがあり、対話が減ったコロナ禍のいまだからこそ、感じることが沢山あった濃密な120分間。特に暗いところが苦手な方や抵抗がある人は、『ライト』開催中のいまがチャンスです。
<ダイアログ・イン・ザ・ライト>
◇体験時間:約120分間
◇参加費(税別):
大人3,500円、中高生・大学・大学院生2,500円、小学生1,500円
◇チケット:事前予約制(公式サイトより)
マスク着用が当たり前、そして対面でのコミュニケーション機会も圧倒的に減った今こそ必要な"気づき"が沢山つまった日本初のダイアログ・ミュージアム「対話の森」。
場所は、JR浜松町駅から徒歩約6分、2020年8月7日(金)にグランドオープンしたばかりの最新スポット『アトレ竹芝』内です。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)