1. 初主演の川崎真世「とても嬉しい」、"あの家族"への直球質問も
映画『ある家族』初日舞台挨拶が、2021年7月30日(金)東京・渋谷の『ヒューマントラストシネマ渋谷』にて行われ、ダブル主演の川﨑麻世、野村真美をはじめ、共演の寺田もか、伊藤真央、中西悠綺、奥仲麻琴、阿南萌花、新藤栄作、ながせきいさむ監督、製作総指揮の友田勇生氏が登壇しました。
初の主演作となった川崎麻世(中央)
本作は、平成20年の児童福祉法改正により小規模住居児童養育事業として実施された『ファミリーホーム』を舞台とした物語。
養育者としてホームを経営する一ノ瀬泰(川崎)・陽子(野村)夫妻と、2人の実子である一ノ瀬茜(寺田)は、育児放棄、いじめ、虐待、障害、就活苦など、多種多様な問題を抱える家庭環境を失った子どもたちを自らの家庭に迎え入れ、ともに泣き、ともに笑い、雨の日も風の日も家族としてともに日々を送っていたが、とある事情により、一ノ瀬ホームの終焉が静かに、だが確かに近づいていく……というストーリーです。
本作委が映画初主演となる川崎は「13歳から芸能界に入って約45年、この歳になって初主演の映画を撮ることができたということは本当に感謝しているし、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」と感想を述べました。
元PASPO☆の奥仲麻琴も作品に出演
野村は川崎について「もっと『俺、川﨑麻世だよ!』ってタイプだと思ったんですが、いい意味ですごく普通でした。大ファンになりました。」と人柄を絶賛。
トークの終盤に野村から「麻世さん『あの家族は?』」と唐突なフリを受け、妻のカイヤと離婚裁判中の川﨑は「いま、それ聞く?」とたじろぎながら「家族というか夫婦ですけど、そろそろ近いうちに結果が出ると思います」と笑いながら返していた。
観客向けの撮影タイムでポーズをとる登壇者たち
本作には、寺田もかや、元PASPO☆の奥仲麻琴、伊藤真央など若手が、様々な事情を抱え『ファミリーホーム』に関わる役として多数出演。
一ノ瀬茜役を演じたシンガーソングライターの寺田は「私は今回、劇中歌の歌唱などにも参加させていただいたんですけど、映画のお芝居というのは初めてで凄く緊張しましたが、皆さんが温かい空気作りをしていただきました」と感謝。川﨑は「まだ19歳ですよね。素晴らしい才能で、感動しました」と若い才能を称えていた。
映画『ある家族』は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中です。
©「ある家族」製作委員会
(取材・文・撮影/落合 宏樹)