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『乃木坂46真夏の全国ツアー2022』の締めくくりとして、2022年8月29日(月)・30日(火)・31日(水)に開催された、東京公演@明治神宮野球場の最終日鑑賞レポート。
賀喜遥香や加入したばかりの5期生など、若手の著しい成長が印象的だったツアー最終日を、セットリストとともに振り返ります。
※本記事の写真は一部を除きオフィシャル提供です
開演直前の神宮球場外観。浴衣すがたのメンバー写真がまぶしい!
乃木坂46にとって<聖地>として知られる『明治神宮野球場』でのツアー開催は『2019』以来の3年ぶり。3日間3公演で10万5千人を動員したほか、オンライン有料配信も実施。
東京公演の前までに開催した全国6大都市12公演となった地方公演の10万5千人と合わせ、ツアー合計21万人を動員。もちろんチケットは全てSOLD
OUTの狭き門でした。
最終日には、初日のライブで負傷した掛橋沙耶香、直前に陽性となり出演を見合わせた冨里奈央、休養中の早川聖来の3名を除く全メンバーが出演。
おなじみの『Overture』から、今回のツアー座長を務める新センター・賀喜遥香が「神宮最終日、全員出し切れ―!!」と球場を埋め尽くす3万5千人に声をかけ、最終日当日にリリースされた最新の30thシングル新曲『好きというのはロックだぜ!』からスタート。
曲中でメンバーが自身タオルを掲げる場面では、欠席となった掛橋・冨里・早川のタオルを代表して掲げるメンバーの姿もあった。
浴衣姿でしっとりと歌い上げるシーンも (c)乃木坂46LLC
初日・2日目と雨天つづきだった神宮ライブも、最終日は晴天に恵まれ、真夏のライブらしい雰囲気のなか進行。
大型のウォーターキャノンを使ったド派手な演出も盛り込まれ、約30mの高さまで上がった水しぶきが、風向きでメンバーたちを直撃しビショビショに。笑いながら前髪を直す仕草もキュートだった。
最初のMC後は『期別ブロック』へ。5期生のブロックでは『絶望の一秒前』でセンターを務める井上和が、加入から現在までのプレッシャーや先輩やファンへの感謝を吐露し涙ぐむ場面も。加入から約半年の5期生だが『絶望の一秒前』『バンドエイド剥がすような別れ方』の2曲を、堂々と披露しスキルの高さを見せつけた。
4期生は遠藤さくらや賀喜を中心に『I see…』『ジャンピングジョーカーフラッシュ』の2曲を披露。
3期生は『思い出ファースト』『僕が手を叩く方へ』の2曲を、山下、与田、梅澤、久保らが抜群の安定感で披露。
2期生は鈴木絢音1名となり、1・2期生の4名で『海流の島よ』を披露した。
今年は460発も!花火が神宮の夜空に打ちあがった
(c)乃木坂46LLC
中盤では今回のツアーで写されたメンバー同士の思い出写真を大型モニターに映し出すなど、ファンが喜ぶエモい演出も。
中西アルノがセンターに立った『Actually…』では、中盤のハイライトとして炎の特効を惜しみなく連発し圧巻の盛り上がりをみせた。
本編最後のMCでは、賀喜がツアーへの思いをマイクを通じて語り「私はこういう場を頂いても、自信がないところを見せてしまったり、頼りない」と振り返りつつ、そんな自分を支えてくれるメンバーやスタッフ、ファンに感謝を伝え「この愛の詰まった乃木坂46が大好きです!!」と涙ながらに伝えると、観客から大きな拍手が。
ラストは自身の代表曲『君に叱られた』を笑顔で披露すると、楽曲の大さびで、460発の花火が打ち上げられた。
(c)乃木坂46LLC
アンコールでは、定番の乃木坂ミニスカート+ツアーTシャツでメンバーが登場。
『好きになってみた』からアゲアゲ曲の『ダンケシェーン』を披露。キャプテンの秋元真夏が曲ラスのセリフ「やっぱ乃木坂だな!」で締めくくった。
最後のMCで、全体の感想を秋元に質問された斎藤飛鳥は「みんなの知らなかった部分をいっぱい知れた期間だった」と返しつつ「キャプテン(秋元)と副キャプテン(梅澤)のつながりが(ツアーで)すごい強まったし、それで私たちも安心できるし頼れるなって思った。真夏さまさまですよ」と普段の毒舌ぶりを封印してべた誉めされ、秋元も「えー??どうしたの…うれしぃ~」と大喜び。「そばで支えてくれてありがとう!」と返し、会場全体がほっこりしたムードに包まれた。
(c)乃木坂46LLC
(c)乃木坂46LLC
(c)乃木坂46LLC
(c)乃木坂46LLC
大ラスは会場全体が紫のペンライト一色に染めあげ、お決まりの『乃木坂の詩』で締めくくり。コロナ前は会場全員で熱唱する最高の一体感が生まれる場面だが、逆にメンバーの歌をしっかり聞くことができ、秋元(康)先生の歌詞の良さを改めて実感した。
最後の挨拶後、斎藤と秋元が卒業を発表している樋口日奈(1期)と和田まあや(1期)そして、本ツアーのセンター・賀喜をステージ中央に呼び寄せ「最後だから」と粋な計らいをみせる。
和田は「みんなに出会えたことが、本当に幸せの始まり。神宮で終われることもすごく幸せです。みんなのことが本当に大好きです!ありがとうございました」と涙で挨拶。
樋口は「11年も続けて来られたのは、愛にあふれているグループだからこそ。最高の夏をありがとうございました!」と笑顔で挨拶。
「じゃあ最後、ツアーを先頭で走ってくれた、かっきー」と秋元から振られた賀喜が恐縮しながらも堂々と「皆さん、本当に大好きです!!ありがとうございました!」と笑顔前回で感謝を伝え、乃木坂の夏ツアーは幕を閉じた。
今回は1・2期の秋元・斎藤・鈴木が積極的に後輩を立て、グループの中心を担う3期、台頭著しい4期、驚異的なポテンシャルを放つ5期が目立つ内容に。ピラミッドの裾野を広げながら、更に高みを目指す乃木坂の魅力を感じさせるツアーでした。
©乃木坂46LLC
(取材・文/落合 宏樹)
【乃木坂46真夏の全国ツアー2022東京公演@明治神宮野球場】
◇公式ウェブサイト:
http://www.aaaaa.com
◇開催期間:2022年8月29日(月)・30日(火)・31日(水)
◇会場:明治神宮野球場
◇観客動員数:1公演約3万5千人×3日間(+オンライン配信あり)
<最終日セットリスト>
M00:overture
M01:好きというのはロックだぜ!
M02:夏のFree&Easy
M03:おいでシャンプー
M04:ガールズルール
M05:裸足でSummer
M06:絶望の一秒前
M07:バンドエイド剥がすような別れ方
M08:I see…
M09:ジャンピングジョーカーフラッシュ
M10:思い出ファースト
M11:僕が手を叩く方へ
M12:海流の島よ
M13:会いたかったかもしれない
M14:ロマンスのスタート
M15:君の名は希望
M16:君が扇いでくれた
M17:太陽に口説かれて
M18:魚たちのLOVE SONG
M19:ごめんねスムージー
M20:孤独な青空
M21:Sing Out!
M22:あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M23:Under’s Love
M24:ごめんねFingers crossed
M25:Actually…
M26:深読み
M27:太陽ノック
M28:空扉
M29:ジコチューで行こう!
M30:君に叱られた
EN1:好きになってみた
EN2:ダンケシェーン
EN3:乃木坂の詩