1. キャプテン久美とハッピーオーラの美玲が卒業、1期生メンバーもサプライズで登場
日向坂46が、デビュー周年を祝う恒例のライブイベント『6回目のひな誕祭』を、2025年4月5日(土)と6日(日)の2日間、3年連続となる横浜スタジアムにて開催。
前身のひらがなけやき(けやき坂46)時代からグループを支え続けた1期生、キャプテン・佐々木久美、ハッピーオーラの象徴・佐々木美玲の<W佐々木>が本ライブをもって卒業しました。
日向坂46初となる『全曲披露』が予告され、両日ともに4時間超えとなった、ボリューム満載のライブをダイジェストでお届けします。
五期生10名がファンの前に初めて登場
©上山陽介
ライブ1日目のオープニングは、シースルーの生地をあしらった春らしい新衣装でメンバーが登場。
『キュン』『こんなに好きになっちゃっていいの?』『Am I Ready?』を3曲続けて披露。MCを挟みつつ、本編50曲、アンコールを含め全54曲を披露した。
ライブ後半には、新メンバーの五期生10名がファンの前に初めて登場。1人ずつ自己紹介を行い、5月27日(火)に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて『おもてなし会』の開催が発表されました。
笑顔で感謝の手紙を読み上げる佐々木美玲
©上山陽介
アンコールでは、「みーぱん」こと佐々木美玲の卒業セレモニーを実施。いつも満面の笑顔とポジティブシンキングな行動力で、日向坂の『ハッピーオーラ』を象徴するメンバー。
自身のイメージカラー・黄色いドレスを艶やかに着こなし、テレビやラジオでも定評のある独独の語り口調で、用意した手紙を読み上げる形で、お仕事の関係者やスタッフ、家族、メンバー、おひさま(日向坂のファンの愛称)に向け、丁寧かつ心のこもった言葉で感謝を伝え、最後まで笑顔でセレモニーを終えました。
卒業生も駆け付け、思い出の楽曲『ひらがなけやき』を当時の衣装で歌う一期生10名
©上山陽介
ライブ2日目も、初日と同じ春らしいシースルー衣装でメンバーが登場。
『ドレミソラシド』『ソンナコトナイヨ』『ってか』を3曲続けて披露。MCを挟みつつ、本編53曲、アンコールを含め全56曲を披露しました。
この日は佐々木久美キャプテンの卒業セレモニーとあって、けやき坂46時代からの1期生メンバーが多数サプライズ出演。
グループ結成のキッカケとなった長濱ねるを先頭に、井口眞緒、潮紗理菜、影山優佳、加藤史帆、高本彩花、東村芽依の、OGメンバー7人が登場すると、会場中から大歓声。
佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈を加えた1期生・10人で、けやき坂46が初めてもらった思い出の楽曲『ひらがなけやき』を当時の衣装で歌うエモい展開に。
ねるは、1期生が久々に揃ったステージ上で「私はひらがなけやきの皆がしんどいときとか、嬉しいときに立ち会えなかったのが、すごい心残りだったから」と言って涙を浮かべると、久美の呼びかけで全員が集まってアツいハグをする場面も。
なお、仕事で来れなかった齋藤京子はVTRで、柿崎芽美からは手紙を潮が代読する形でメッセージが届けられた。
おひさまとメンバーと記念撮影をした佐々木久美
©上山陽介
ライブ最終盤ブロックは、『僕なんか』『君しか勝たん』『君はハニーデュー』『卒業写真だけが知ってる』とシングルを立て続けに披露。
佐々木久美センターの2ndアルバムリード曲『君は0から1になれ』とMCを挟み、本編最後はグループのセルフタイトル曲『日向坂』で締め括った。
アンコール明けは、久美の卒業セレモニーでしんみりと…と思いきや、メンバーが誰一人登場せず、モニターには楽屋に立てこもる一期生に、二期生が「好きですねー、立てこもり」と言と呆れる映像が。
これは2017年の『一期生衣装部屋立てこもり事件』をオマージュした演出。久美はアリーナを自転車で爆走しながら登場し、そのまま「ひらがなで恋したい」を歌う<茶番>を披露。
そして四期生曲『夕陽Dance』、三期生曲『青春ポップコーン』、二期生曲『恋した魚は空を飛ぶ』を、久美が後輩に混じりパフォーマンス。最後は全員で一期生曲『ハロウィンのカボチャが割れた』を踊った。
久美の軌跡を振り返るVTRのあと、真っ白なドレスに着替えた久美がついにステージに登場。手紙やメモなしで、今この場での気持ちを思いつくまま語った。
そして「伝わったかな、みんなに、気持ち。約9年間、一生の宝ものです。みなさん、今まで本当に本当に、ありがとうございました」と締め括った。
全メンバーたちから花とともに感謝の思いが伝えられたのち、「未来虹、前に来て」と髙橋を呼び出すと、日向坂46のロゴのバッジを高橋に着け、キャプテンの引き継ぎを行った。
しんみりした空気の中、久美が「最後は、楽しく終わりたいんですよ!まだ歌ってない曲ありますよね、いくぞー!」と気勢を上げ、グループ随一のキラーチューン『誰よりも高く跳べ!2020』へ。
曲中最後の「おひさまラスト、跳べー!」という久美の絶叫で、2日間で全114曲の全曲披露と2人の卒業セレモニーを締め括りました。
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佐々木久美&佐々木美玲
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キャプテンを高橋未来虹(左)を託した久美
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グループの新たな顔のひとり、正源寺陽子
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W佐々木が卒業し、新キャプテン・髙橋未来虹を中心にした『新生日向坂』がスタート。
5月21日の14thシングル「Love yourself!」の発売や、5月28・29日に国立代々木競技場 第一体育館にてライブを行うことも発表され、ますます成長する日向坂から目が離せません。
(取材・文:落合 宏樹、写真はすべてオフィシャル提供©上山陽介)