1. 映画『みをつくし料理帖』完成披露試写会&豪華キャスト陣による舞台挨拶
2020年10月16日(金)公開の映画『みをつくし料理帖』の完成披露試写会と舞台挨拶が、9月17日(木)に『丸の内TOEI』(東京・銀座)にて行われました。
(c)2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会
作家・髙田郁による累計発行部数400万部突破のベストセラー時代小説シリーズ『みをつくし料理帖』を原作とした映画『みをつくし料理帖』。原作小説の温もりに満ちた人情物語に惚れ込んでいた角川春樹氏(78)が、プロデュースのみならず“生涯最後の映画監督作”として自らメガフォンを取り完成させた話題作。
角川春樹最後の監督作品に豪華メンバーが集結
“生涯最後の映画監督作”で主演に抜擢したのは、自然体での演技に惚れ込んだという若手女優の松本穂香。松本演じる澪と離れ離れになる幼なじみの野江を奈緒が情感たっぷりに演じ、ふたりの紡ぎあう友情と絆がスクリーンから溢れ出る作品となっている。
“生涯最後の映画監督作”に向けた思いを語る角川春樹監督
角川組初参加となった小関は「本読みなどでは優しい一方、撮影の現場では鋭くて。とても勉強させていただきました」と振り返る。窪塚は「角川春樹という方は僕にとっては龍や朱雀とか伝説の方」とし、撮影時のエピソードを交え「やっぱり龍なんだな」と表現し角川監督を苦笑いさせました。
この映画で1人ひとりのファンになった
「褒めて伸ばしてもらった」という藤井は「カットのあと『いいよ、藤井!今のいいよ!』」と何度も言ってくださったり、本当に嬉しかった」とお礼を述べる。
角川組初参加の男性キャストの言葉を受け角川は「引き出させてもらった。この映画で1人ひとりのファンになった。出てる作品は全部観に行きました」とキャストへの愛を語った。
狐はコンコン、涙はこん、こん
角川春樹“生涯最後の映画監督作”には『男たちのYAMATO』の中村獅童、『犬神家の一族』の石坂浩二、『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』の若村麻由美、『スローなブギにしてくれ』の浅野温子、角川映画が生んだトップ女優の一人である薬師丸ひろ子に加え、角川三人娘の渡辺典子も特別出演。
角川春樹最後の監督作品に豪華メンバーが集結
さらに榎木孝明、鹿賀丈史、野村宏伸、永島敏行、松山ケンイチ、反町隆史など、角川映画常連組が勢ぞろい。
そして窪塚洋介、藤井隆、衛藤美彩、村上淳らが角川組に初参加するなど、超豪華メンバーが集結。これだけ主役級が揃っても、物語の軸が全くぶれないのは、角川春樹氏ならではだろう。
女性は褒めて伸ばす。男性には厳しくいく
角川組初参加にて主演となった松本は「撮影前に『女性は褒めて伸ばす。男性には厳しくいく』って宣言されて。監督は『すごくよかったよ』って毎日声を掛けてくださるんですが、『本当かな?』とちょっと不安でした」と笑って振り返った。
OKを出しているんだから安心しなさい
一方で奈緒も「私も(同じ理由で)不安になっていたら、監督から『不安に思ってるって聞いたけど、(僕が)OKを出しているんだから安心しなさい』と声をかけて頂いて、自信が持てました」と振り返った。
女料理人として働く澪を演じた松本穂香
澪の幼馴染であり幻の花魁を演じた奈緒
観客に手を振るキャスト陣
狐のポーズが物語の鍵を握る
思わず『また現場で会おう』と
『犬神家の一族』にて自身のはまり役・金田一耕助に抜擢された石坂は「当時と同じ熱を感じて、とても最後の作品とは思えないです。何度も店じまいをする店のようにが、ぜひまたやってほしいなと」とコメント。
それを受け、角川は「打ち上げのときに思わず『また現場で会おう』と声を掛けました。『このキャストとスタッフでまた撮りたい』そういう気持ちに初めてなった作品です」と、続編の可能性と強い意欲を述べ、観客とキャストから盛大な拍手を浴びました。
映画『みをつくし料理帖』は2020年10月16日(金)全国一斉公開です。
(c)2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【映画『みをつくし料理帖』】
◇公式ホームページ:
https://www.miotsukushi-movie.jp/
◇公開日:2020年10月16日(金)全国一斉公開
◇主なキャスト:
松本穂香、奈緒、若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、小関裕太、藤井 隆
野村宏伸、衛藤美彩、渡辺典子、村上 淳、永島敏行、反町隆史、榎木孝明、鹿賀丈史
薬師丸ひろ子、石坂浩二(特別出演)、中村獅童