1. ダイアログ・ミュージアム「対話の森」で2つのプログラムを限定開催
『アトレ竹芝』内にある『ダイアログ・ミュージアム「対話の森」』にて、『LOVE』をテーマにした2つの新プログラム『ラブ・イン・ザ・ダーク』と『ラブ・イン・サイレンス』が、2022年1月22日(土)より期間限定でスタート。
これまで23万人以上が体験した暗闇エンターテインメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』と、静けさの中で聴覚障害者とともに表情やボディーランゲージでの対話を楽しむ『ダイアログ・イン・サイレンス』を、バレンタインに合わせてアレンジした特別な体験プログラムです。
私は『ラブ・イン・ザ・ダーク』を体験取材。暗闇の世界には、見える世界では気づかなかった様々な愛が溢れていました。
純度100%の真っ暗闇の世界へ、内容は参加してのお楽しみ
今回『ラブ・イン・ザ・ダーク』に一緒に参加してくれたのは、友人同士という女性おふたり。
本日のアテンドは、全盲男性の『きのっぴー』。プログラム中に呼び合うための、自身のニックネームをお互いに確認しあい、打ち解けたところで、いよいよスタート。
私たち参加者も『白杖』を片手に『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』の入口となる、ぼんやりと明かりが灯る小部屋に移動します。
白杖の使い方や、方向をつかむための声かけなどの説明を受けたら明かりが消え、全く何も見えない純度100%の暗闇の世界へ。
きのっぴーや参加者同士の声かけによる誘導を頼りに、恐る恐る暗闇の中を先へ進んでいきます。
暗闇体験の終了後はフリートークでの振り返り
究極の非日常体験といえる『暗闇の世界』では、いかに普段『目から得る情報』を頼りにしているか、『見えない状態』がどれだけ不安かを、身をもって実感しました。
暗闇の中で、どんなところを進み、どんな体験が待っていて何をするのか、何が『LOVE』なのかは、参加してのお楽しみ。
ほんの少しだけご紹介すると、白杖や足先または手で触れて違いを感じたり、お互いの声を頼りに方向と距離感を掴む簡単なゲームなども行いました。
自分の『気づき』を記した紙をはりつけ、これまでに参加した皆さんの気づきも見てみよう
暗闇で過ごす時間は長いようであっという間。入口の小部屋に戻ってきたら、体験を通じて得た『気づき』を紙に記して暗闇の世界は終了。朝日が昇る感動の瞬間が待っています。
プログラム終了後は、着席してのフリートーク形式で、記入した『気づき』や、体験を通じて感じたことなどを振り返ります。この頃には、今日が初対面だったとは思えないほど、暗闇世界を共有した一体感で、親近感MAXでした。
私が体験を通じて得た『気づき』は、見えない世界だから見えてくる、人の優しさや、思いやり。
こんな時代だからこそ、人とのつながりの大切さを強く感じました。
『ラブ・イン・サイレンス』開催風景
もう1つの期間限定プログラムは『ラブ・イン・サイレンス』。静寂の中で、瞳を交わしおしゃべりを。
マスクからはみ出るほどの笑顔で、いつもとは違う『愛』の伝え方を感じることのできるプログラムです。
なお『ダイアログ・イン・サイレンス』は、2017年の日本初開催以降、3回に渡って定期開催を行い、今期はダイアログ・ミュージアム内で長期開催されていきましたが、今回の『ラブ・イン・サイレンス』をもってしばらくの間休演となりますので、まだ体験されていない方は、この機会をお見逃しなく。
【『ダイアログ・ミュージアム「対話の森」』】
◇公式サイト:
https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
◇『ラブ・イン・ザ・ダーク』『ラブ・イン・サイレンス』開催期間:
2022年1月22日(土)~2月14日(月)
◇公演時間、チケット料金は公式サイトにて
◇場所:東京都港区海岸1丁目10-45 アトレ竹芝シアター棟 1F
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◇アクセス:
・JR「浜松町」駅より徒歩約6分
・都営大江戸線「大門」駅より徒歩約7分
・ゆりかもめ「竹芝」駅より徒歩約3分