【レポ】石原さとみが開始5秒で涙、映画『ミッシング』完成披露試写会
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映画『ミッシング』完成披露試写会
(左から)吉田恵輔監督、森優作、青木崇高、石原さとみ、中村倫也、小野花梨、細川岳
映画『ミッシング』完成披露試写会に、石原さとみ、中村倫也、青木崇高らが登壇。石原が本作にかけた並々ならぬ決意や撮影の舞台裏を明かしました。
1.石原さとみが満員の観客を前に感極まり「私の夢が叶った作品」
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※掲載内容は2024年4月16日現在です
1. 石原さとみが満員の観客を前に感極まり「私の夢が叶った作品」
これまでのイメージを覆す「石原さとみの新境地」と公開前から話題となっている、5月17日(金)公開の映画『ミッシング』。

2024年4月16日(火)に完成披露試写会が『新宿ピカデリー/スクリーン1』にて行われ、主演の石原さとみを始め、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、吉田恵輔監督(※)が登壇しました。
※よしだ監督のよしは<つちよし>が正式表記

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「私の夢が叶った作品です」(石原)
2022年の出産後、1年9ヶ月ぶりの芝居に臨んだ石原さとみ。

満員の観客を前にマイクを握った石原は、なんと冒頭の挨拶から涙を浮かべ「私の夢が叶った作品です。いち早く皆様にお届けできることが怖い部分もありますが、本当に嬉しいです」とかみしめるように語りました。

石原は7年前に監督に出演を直談判したそうで、石原は「今のままじゃいけない。変わりたい、自分を壊してほしいという衝動に駆られました」と当時を振り返る。

それを受け監督は「多分みんなが知っている石原さとみとは、全然違うものが映っている自信があります」と本作への手応えを強調しました。

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「僕は石原さとみの背中をずっと追いかけていたって気づきました」(中村)
石原が演じる主人公・沙織里たち家族の取材を続けるテレビ局の記者・砂田を演じた中村倫也は 「さとみちゃんと僕は、実は生年月日も血液型も同じで。今回、19年ぶりに共演できてとても嬉しいし、ものすごく感慨深い」と明かす。

「僕は石原さとみの背中をずっと追いかけていたんだな」と、同年代の俳優としてのリスペクトを伝えると、石原は「ほんと?」とおどけていた。

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「(青木さんを)たくさん睨んだ記憶があります…」(石原)
夫婦役で共演した青木は「やっぱり(石原が演じる)沙織里のあり方をまず感じて、自分がどう立つかが重要と思った」と撮影に臨んだ気持ちを明かした。

すると石原は「たくさん睨んだ記憶があります…」と申し訳なさそうに呟くと、青木は「かまへん、かまへん」と応じた。

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「何年経ってもこの作品が転機だと言えます」(石原)
石原は「沙織里は、髪とかかまっていられないから」と、役作りで髪を痛ませるため「監督と一緒に美容院に行きまして。美容師さんに『髪の毛を痛ませるにはどうすればいいですか』とアドバイスを求めました」「撮影が終えったあと、すぐ短くしました」と明かした。

そんな石原について監督は「イタコのようだった。そういうタイプの役者さんは初めて会った」と、演技に全身全霊で挑んだ石原の印象を語りました。

最後の挨拶で石原は「何年経ってもこの作品が転機だと言えます。それぐらい、私にとって宝物のような時間で、宝物のような作品です。優しい光が必ずあります。それを受け取っていただけたら、誰かに渡していただけたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。」と涙ぐみながらコメントをすると、満席の客席から温かな拍手が贈られ、上映前に行われた舞台挨拶は終了した。

石原さとみ主演の映画『ミッシング』は、5月17日(金)より全国公開です。

(取材・文・撮影:落合 宏樹)

【映画『ミッシング』】
◇公式ウェブサイト:missing-movie.jp
◇公開情報:2024年5月17日(金)全国公開
◇配給:ワーナー・ブラザース映画
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