友情と恋を描く名作コミックの実写映画化
一生ものの友達、恋、音楽。こんな日がずっと続くと思っていた-。
2018年3月10日(土)全国東宝系公開
すっかり定番となった人気コミックの実写映画化。『ホットロード』 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を手がけた三木孝浩監督が、「このマンガがすごい!(2009オンナ編)」第1位、第57回小学館漫画賞に輝いた原作をリスペクトしつつ、映画版のオリジナル要素と展開も盛り込まれています。
映画ならではの音楽効果が最大限に発揮されるのが、文化祭での『ジャズセッション』で、男女問わず感動必至。中川大志の笑顔が本当にいい。セリフなしで表現できる小松菜奈の演技力もさすが!
原作と微妙に異なる千太郎が姿を消す理由や、律子と離れている10年間の描き方が浅く、本作の主要テーマ「一生ものの友情・恋」が薄くなったのは残念。
そんな残念感を吹き飛ばし、余韻にたっぷり浸らせてくれるのがエンディングに流れる主題歌『坂道を上って』。本作のため書き下ろした小田和正の新曲は、作品のイメージにピッタリです。
ちなみに原作では、薫と千太郎のセッションに、律子も歌で参加します。映画で小松菜奈がどんな歌声を披露するのかは、映画を観てのお楽しみ(ニヤリ)。
原作ファンも大満足・・・とまでは言えないかも知れないが「映画版はこれでOK」なデート向き青春ムービーです。おすすめ!
カップルに | ★★★★☆ | ラブラブ | ★★★★☆ |
女性に | ★★★★☆ | 爽快感 | ★★★☆☆ |
男性に | ★★★★☆ | スリル | ★★☆☆☆ |
子供に | ★★★☆☆ | 社会性 | ★★☆☆☆ |