<INTRODUCTION>
五感を震撼させるノンストップ・スリラー
猟奇殺人事件の犯人を目撃したのは、目の見えない元女性警察官だった
<STORY>
警察官として将来を有望視されながら、自らの過失による事故で視力も大切な弟も失ってしまった浜中なつめ。3年が経過するも、なつめは盲導犬のパルを相棒に、未だ失意の中で暮らしていた。そんなある夜に遭遇した、車の接触事故。なつめは慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にするが、盲目に加え3年前の一件で精神も不安定な彼女の訴えは警察には聞き入れてもらえない。捜査が打ち切られるも、視覚以外の人並外れた感覚、警察学校で培った判断力、持ち前の洞察力から誘拐事件だと確信するなつめは、スケボーで車と接触した高校生の国崎春馬を探し出して、協力を申し出る。
事件に気づきながら犯人を見ていない盲目のなつめと、犯人を見ていながら少女に気づかなかったスケボー少年の春馬。社会においても孤立する“見えない目撃者”たるふたりだったが、それゆえの視点と機知を武器に、被害者となった少女と「救様」と呼ばれる存在にたどり着く。当初はなつめを信じずにいた刑事・木村友一と吉野直樹も力を貸す最中、特定の部位が無惨に切断された少女たちの遺体が発見され、女子高生連続誘拐殺人事件が露わになる。切り取られた部位と被害者の数が示唆する、陰惨で不気味な儀式殺人。なつめ、春馬、木村の目の前に、そこから15年前に起きた猟奇事件との接点が浮かび上がる。そんな中、なつめたちの背後に、血に塗れた犯人が近づこうとしていた。
映画公開情報
2019年9月20日(金)全国ロードショー
"デートマスター"による「ネタバレなし本音レビュー」
吉岡里帆が感覚を研ぎ澄ませ犯人を推測する目の見えない元女性警察官を好演。高杉真宙も頼りになる弟的な立ち回りが良く似合っていて、それぞれのファンには嬉しい役柄だ。
前半と後半で受けるイメージがガラリと変わり、前半は犯人を推測し真相に迫っていく推理小説的内容で、伏線も多く構成もしっかりしていた。
後半は猟奇的殺人犯に追いかけられるサスペンス・ホラー的な作品となり、ハラハラドキドキするが、ストーリー展開には現実味がない。
高杉の精神的成長過程や、吉岡の立ち回りが魅力のエンターテインメント作品として楽しもう。
本作をおすすめする3つの理由
1.元女性警官が感覚を駆使して犯人を推測していく過程が見ごたえあり
2.吉岡里帆、高杉真宙それぞれ見せ場がありファン必見
3.冷徹で狂気に満ちた猟奇的殺人犯が怖い
カップルに | ★★★★☆ | ラブラブ | ★★★☆☆ |
女性に | ★★★★☆ | 爽快感 | ★★★☆☆ |
男性に | ★★★★☆ | スリル | ★★★★★ |
子供に | R15+ | 社会性 | ★★★★☆ |
オフィシャルWEBサイト
http://www.mienaimokugekisha.jp/
(掲載内容は2019年8月15日現在のものです)