1. 決勝戦は双方半泣きであいこ6回の迷!?勝負
恒例のAKBじゃんけん大会も今年で6回目。『第6回AKBグループ ソロシングル争奪じゃんけん大会in横浜アリーナ ~こんなところで、運なんか使っちゃうのかと思うかも知れないが、とりあえず、勝たなきゃしょうがないだろ?~』日本武道館から横浜アリーナへ場所を移し、約12,000人の観客を前に、総勢108名がステージ上で真剣勝負。メンバー自身が考える趣向をを凝らした衣装や仮装は、さながらコスプレ大会のようで楽しめた。
『ハロウィン・ナイト』©AKS
開演5分前の影アナおよびオープニングは昨年覇者の渡辺美優紀で、優勝特典のソロシングル『やさしくするよりキスをして』を披露。つづいて選抜メンバー16名により最新シングル『ハロウィン・ナイト』の2曲でミニライブは終了。司会と審判役として昨年同様、ジャストミートの福澤朗とイジリー岡田が登場し、いよいよ本編がスタートした。
途中、高橋みなみが西川貴教さん風の衣装で登場すると、2回戦では本人と登場するも無残に敗退。大好きなポムポムプリンとご満悦の渡辺麻友や、SKE最後の砦:松井珠理奈、シンプルな白いワンピースの正統派アイドル宮脇咲良、光るクラゲで魅了した入山杏奈など、総選挙上位メンバーが次々と敗退。準決勝ではソロデビューも想像できる木崎ゆりあと、期待の次世代メンバー:西野美姫が揃って敗退し、残るはバラエティキャラの中西智代梨と、5年目ながらこれまで地味な藤田奈那(18)に絞られ、会場や見守っていた他のメンバーも動揺を隠せません。
優勝した瞬間座り込む藤田奈那©AKS
予想外の状況に、一番混乱したのは本人たち。藤田が「私たち、どっちが勝ってもヤバイよね」、中西が「場違いだよね」と本音を漏らし、両名うつろ状態で決戦へ。一手目が双方グーであいこになると、その後はどちらも手を変えず、あいこは6回に。パーを出せば勝てると思いつつ、ソロデビューのプレッシャーに襲われる二人。最後は中西の心境を察し、パーで優勝するも壇上で座りこみ、「私は大変なことをしてしまいました・・・どうしよう・・・CD買ってください。。。」と大粒の涙を流した藤田に、会場中から暖かい拍手が送られました。
同期の入山杏奈(右)は涙で祝福 ©AKS
第2回以降の優勝者が選抜メンバーに偏り『八百長疑惑』が噂されるじゃんけん大会だが、図らずも今回の結果が『ガチ勝負』を証明した。第1回目から間近で取材してきた筆者は「八百長はない」と確信しているが『本人が勝ちたくない』対戦が生まれるのも事実。超人気グループを代表してソロデビューするのは、知名度の高くないメンバーには恐れ多くプレッシャーは相当なもの。木崎が敗れ中西との対戦が決まり、藤田が愕然としてたのが印象的だった。
多くの報道陣に囲まれ笑顔で応える藤田奈那
高橋みなみ総監督は「久しぶりに震えた。奈那は5年間劇場公演でパフォーマンスを磨いてきた。ダンスが得意、大丈夫。」とエールをもらった藤田奈那。終演後の囲み取材では「自分で掴んだチャンスなので、全力で頑張ります!」と、笑顔で宣言した。
なお本イベントでは、新ドラマ『AKB ホラーナイト アドレナリンの夜』の放送や、朗読劇の上演、NGT48劇場のオープン延期(10/1から1/10へ)も発表されました。