1. "乃木坂らしさ"を捨て本格舞台に挑戦
『墓場、女子高生』の1シーン
乃木坂46の舞台公演第2弾『墓場、女子高生』が、2016年10月14日(金)より開幕しました。福原充則の傑作を、劇団鹿殺しの丸尾丸一郎の演出で舞台化したもので、舞台は『墓場』、テーマは『死者との決別』という、アイドルらしからぬもの。本公演前のゲネプロを取材・撮影しました。
それぞれに想いを抱える高校生役を熱演
出演は、乃木坂46から伊藤純奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、新内眞衣、鈴木絢音、能條愛未、樋口日奈の8名と、一人みのすけ、柿丸美智恵、加瀬澤巧未、もう中学生。1年前に自ら命を絶ち、幽霊となった女子高生(伊藤万理華)が、友人たちが行った怪しい儀式で生き返る物語です。
やっぱり笑顔がかわいいけどね
公演前の取材で、樋口が「ターンするところなど、1つ1つの動きを丁寧にしてしまう"乃木坂らしさ"を捨てるのが大変でした」と語ると、井上も「普段、アイドルとして絶対に言わないようなセリフがあります。」と話し、役者に徹する気持ちを語りました。
選抜メンバーは不在だが、演劇センス抜群で独特のオーラをもつ伊藤万理華を筆頭に、メンバー全員がしっかりと役に入り込み、動きやセリフも自然で、限られた時間の中で猛練習をしてきたのがうかがえた。『自殺』という重いテーマをオブラートに包みつつも、しっかりと観客に伝える脚本も秀逸。乃木坂ファンでなくても十分にみごたえのある公演は10月22日(土)まで。
伊藤万理華らしい幽霊女子高生
『墓場、女子高生』の1シーン
『墓場、女子高生』の1シーン
『墓場、女子高生』の1シーン