1. 朝ドラ「まんぷく」で姉妹を演じた岸井ゆきのと深川麻衣は本作では親友
2019年4月19日(金)より公開される映画『愛がなんだ』の舞台挨拶付き完成披露試写会が、3月12日(火)テアトル新宿にて行われました。主演の岸井ゆきのをはじめ、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、今泉力哉監督が登壇した舞台挨拶の模様をレポートします。
©2019 映画「愛がなんだ」製作委員会
直樹賞作家・角田光代の傑作恋愛小説を映画化した映画『愛がなんだ』。
好きな男性(マモル)を一途に追いかけるテルコ役を岸井ゆきの、マモル役を成田凌、テルコ唯一の親友・葉子役を深川麻衣、深川に惚れて尽くすナカハラ役を若葉竜也が演じている。
岸井に笑いながら突っ込まれる成田
主演の岸井は「『マモルが好き』という1点だけを柱にしてた。テルコの中から見ると、マモルのために仕事を辞めたり、友達を切ったりする、その行動も正しく思えた」と振り返る。
一方、厄介なダメ男を演じた成田は「マモルのモテない要素を詰め込みながら、普通に演じたら嫌われるであろうギリギリの部分を凄く丁寧に演じ」ながら「普段の僕だったら絶対にしない行動で、相手がイラっとする表現に気を使った」とのこと。格好いい男が尽くす価値がなく見える男を演じるのも大変だ(羨ましいが)。
元・乃木坂の"聖母"まいまいが男を振り回す
NHK朝ドラ『まんぷく』では姉妹役を演じている岸井ゆきのと深川麻衣。
映画の方が撮影は先だが、ハードスケジュールで本作撮影時はあまり話す機会がなかったそう。岸井は「朝ドラで一緒になり、ようやく会話できた感じ」と話すと、深川も「まんぷくのほうが一緒に食事したり話す時間があった」と同調。監督に「会ってない人たちで映画を作ったみたいになってる」と突っ込まれ、笑っていた。
(左から)若葉竜也、成田凌、岸井ゆきの、深川麻衣、今泉力哉監督
フォトセッションの1カットでは、作中シーンの1つ"肩トン"を決めた4名。
成田が岸井の肩に顔をのせると観客から歓声があがり、実演した4人も独特の顔の近さに照れ、会場はさらに盛り上がりました。
最後に岸井は「個性的な恋愛をしている人々が出てきますが、必ず誰かに自分を投影することができるはず。人に言えない部分で共感することもあると思うので、観終わったら感想を共有しあってください」と挨拶した。
映画「愛がなんだ」は2019年4月19日(金)テアトル新宿ほか、全国ロードショーです。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)