1. 学年誌毎に描き分けられた6つの『第1話』や様々な『はじめて』を展示
『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』にて2019年7月20日(土)からスタートした『ドラえもん50周年展』。複数ある『第1話』の読み比べができるなど、幅広い世代に見ごたえのある、大変貴重な機会です。
『ドラえもん50周年展』
1970年1月号から学年誌で連載が始まった『ドラえもん』。登場から50年を迎え、いまなお不動の人気を誇る『ドラもん』の魅力を、全3期にわたって紹介します。
『ドラえもん50周年展』
◎第1期/2019.7.20~2020.1.30/「ぼくドラえもん。」ドラえもんのはじまり
◎第2期/2020.2.8~2020.7.12(予定)/爆笑!ギャグまんが ゾ~ッとするこわい話
◎第3期/2020.7.18~2021.1.31(予定)/ジーンとくる出会いと別れの話
開催場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 展示室Ⅱ
『原画で読もう!今月の1話』コーナー
『ドラえもん50周年展』の開催場所はミュージアム2Fの展示室Ⅱ(企画展会場)。
エントランスから入館して最初の『展示室Ⅰ』(常設展会場)では、F先生が描いた『ドラえもん』をはじめ『パーマン』『キテレツ大百科』など代表作のカラー原画などを展示。定期的に展示替えされています。
1話すべての原画を展示し好評の『原画で読もう!今月の1話』コーナーでは、ドラえもん『ふしぎな海水浴』(初出:1970年8月号 小学2年生)のカラー原画が展示されていました。
『未来の国からはるばると』だけだと思ってました
2Fへあがると、いよいよ『ドラえもん50周年展』の会場『展示室Ⅱ』(企画展会場)へ。
第1期(2020.1.30まで)『「ぼくドラえもん。」ドラえもんのはじまり』では、過去最大となる142枚もの原画を展示。
殆ど知られていない『連載予告ページ』に加え、コロコロDXに1978年掲載された誕生秘話『ドラえもん誕生』を展示。
さらに以下の5つのコーナーに分けて原画を展示。
1)対象学年に合わせて描き分けられた"ドラえもん"の比較
・毎月毎月、掲載する雑誌(学年誌)ごとに違う話を描き、キャラクターの身長や、話のテーマが変化していることも新発見!
2)全部で6話ある『第1話』の原画を並べて展示
・上記理由から学年別雑誌(よいこ、幼稚園、小学1年生~4年生)に掲載されたそれぞれの第1話。タイトルだけでなく、それぞれの違いに大注目!
・単行本化やアニメ化された『未来の国からはるばると』だけでなく、こんなにAnother Storyがあったとは・・・。
3)登場キャラクターの色々な『はじめて』紹介
・『どら焼きが大好きなドラえもん』『ジャイアンのヒドい歌声』など、おなじみのエピソードの初回を原画で展示。
4)てんとう虫コミックス カバーイラスト展示
5)『ひみつ道具』の初登場シーン
ご紹介しきれないほど、充実した展示内容で、改めてドラえもんの奥深さを知り愛着がわきました。
「はじめまして、ドラえもん。」クリアファイル
ミュージアムカフェやミュージアムショップでは、『ドラえもん50周年展』に合わせた新商品・新メニューが登場。
全部で6話ある『第1話』を並べてレイアウトした『「はじめまして、ドラえもん。」クリアファイル』や『ドラえもん50周年展ポストカードセット』は、絶対欲しくなりますね。
『新連載の予告』を3Dオブジェ化
『ドラえもん誕生』を1話丸ごと掲載
誰もいない部屋にiPadをかざすと…
『はらっぱ』
『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』では、ゆっくり鑑賞していただけるよう、入場チケットは『日時指定予約制』です。入館時間は1日4回。入れ替え制ではないので、ゆっくり鑑賞したい方は、早めの入館指定時間のチケットを購入しましょう。ミュージアムでは販売しておりませんので必ずローソンチケットでチケットをお買い求めの上、ご来場ください。毎月30日に、翌々月分の入館チケットを発売開始いたします。
ⒸFujiko-Pro
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【『ドラえもん50周年展』/第1期「ぼくドラえもん。」ドラえもんのはじまり】
◇公式ホームページ:
http://fujiko-museum.com/
◇開催期間:2019年7月20日(土)~2020年1月30日(木)
◇休館日:毎週火曜日、年末年始
◇開催場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 展示室Ⅱ
◇入館料:大人・大学生1,000円/高校・中学生700円/子ども(4歳以上)500円
◇アクセス:
・小田急線およびJR南武線「登戸駅」より川崎市バスによる直行便が運行
※約10分間隔で運行、所要時間約9分、有料
・小田急線「向ヶ丘遊園駅」徒歩16分
・JR南武線「宿河原駅」徒歩15分