【レポ】新たなチームラボボーダレスが麻布台ヒルズに開業
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『チームラボボーダレス』@麻布台ヒルズ
超人気ミュージアム『チームラボボーダレス』が東京・お台場から移転し、2月9日(金)麻布台ヒルズにいよいよオープン!開業前内覧会で、より進化した《境界のないアート》を体験してきました。
1.50以上のアート群が複雑に関係しあい境界なく連続する圧倒的世界観
※本記事内の金額・料金表示はすべて税込です
※掲載内容は2024年2月8日現在です
1. 50以上のアート群が複雑に関係しあい境界なく連続する圧倒的世界観
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』(以下、チームラボボーダレス)が、東京・お台場から移転し、2024年2月9日(金)麻布台ヒルズにいよいよオープン。

開業に先立ち行われたプレス向け内覧会にて、独立した50以上の作品群が複雑に関係し合う、新しいチームラボボーダレスの全貌を体験してきました。

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象徴的な空間《人々のための岩に憑依する滝》
その時に空間を訪れているアートにより、常に変化しつづける
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。作品群による境界なく連続する1つの世界です。

アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合います。

訪れる人々は境界のないアートに身体ごと没入し「境界なく連続する1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見します」。

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《溶解する炎》
《人間はカメラのように世界を見ていない》
エントランス空間の指定の位置付近でカメラ画面を通して見ると『teamLab Borderless』の文字が空間に浮き上がります。

しかし、同じ場所で肉眼で直接見ても、文字は浮き上がりません。人間はレンズのように世界を見ていないことを示唆したアートです。

《人々のための岩に憑依する滝》は、チームラボボーダレスを象徴する広大で美しいアート空間。

《花と人、コントロールできないけれども共に生きる ? A Whole Year per Hour》や《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》など、通路を通って訪れるアート群により大きく内容が変化します。

《溶解する炎》では、多層的な線や、こちら側に伸びる線、向こう側に伸びていく線の集合によって、炎は描かれ、溶けていきます。

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《マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光》
《マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光》は、奥行きすらわからない無限に広がる空間の中を、無数のぷるんぷるんの光が走り続ける。

「構成要素が空間的時間的に離れていたとしても、全体に異なった秩序が形成され、重なり合う時、それは、宇宙か?」を模索する作品とのこと…うーん、深い。

《Bubble Universe》は、チームラボの新たなアートプロジェクト「認識上の彫刻」をテーマにした、インタラクティブな作品。

空間は無数の球体群によって埋め尽くされ、それぞれの球体の中には、異なる光の存在が入り混じっています。球体の前で立ち止まると、その球体は光りはじめ、他の球体に影響を与え伝播します。

「ライトスカルプチャー - Flow 」シリーズは、流れ出ていく光による巨大な彫刻が生まれ、押し寄せ、広がり、人々を飲みこんでいきます。

現実空間とミラーの中の世界とでは、非対称な異なる存在として生まれ、現実世界とミラーの中の世界を行き来します。

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【EN TEA HOUSE】飲むアート
【EN TEA HOUSE】
チームラボボーダレス内にあるティーハウス。一服の茶を点てると、茶に花が生まれ咲いていきます。花々は茶がある限り無限に咲き、器の中の茶は、花々が咲き続ける無限の世界となります。その無限に広がる世界をそのまま飲むティーハウスです。

https://en-tea-house.teamlab.art/jp/azabudai/

《中心も境界もない存在》では、中心のように見える黒い核のようなものに、触れようとすると反応して変化していくが、触れても触れられません。

中心と思っていたものも、壁だと思っていた境界も実際はありません。認識と存在について、そして、人間が世界をどのように見ているのかを模索するアート作品です。

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《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》
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《Bubble Universe》
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《Black Waves: 闇から生まれ闇に帰る》
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「ライトスカルプチャー - Flow 」シリーズ

チームラボボーダレスには、作品自体が次々と部屋を出て通路を通り、他の空間に移動していくため、作品のキャプション(説明文)がありません。

そのため、自分の近くの作品のコンセプトが読めるガイドアプリが用意されているので、予めダウンロードしていきましょう!

App Store
https://apps.apple.com/us/app/teamlab/id1389775096?ls=1

Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=art.teamlab.exhibitions.app&pli=1

(取材・文・撮影:落合 宏樹)
【『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』】
◇公式ウェブサイト:
https://www.teamlab.art/jp/e/borderless-azabudai/
◇開業日:2024年2月9日(金)※常設
◇開館時間:10:00-21:00
※最終入館は閉館の1時間前
※変更となる場合がありますので公式サイトでご確認ください
◇休館日:第1・第3火曜日
※変更となる場合がありますので公式サイトでご確認ください
◇チケット料金:
大人(18歳以上)3,800円/中学生・高校生(13-17歳)2,800円/子ども(4-12歳)1,500円/3歳以下無料
※事前日時指定予約制です。
※現地での購入の場合、上記価格に+200円となります。
◇チケット購入:
https://borderless.teamlab.art/jp/
◇会場:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
>>GoogleMap
◇アクセス:
・東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口直結
・東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」2番出口より徒歩4分
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