そしていよいよ奈良井宿へ。近代以降、大火(大きな火事)が無かったことで、江戸末期の形式を多く残した町家が多く残り、往時の面影を色濃く現代に伝えてくれます。
宿場の東端(奈良井駅近く)から、西端(『鎮神社(しずめじんじゃ)』付近)まで、「鍵の手」(クランク形状の道路)や緩やかな曲線で構成された宿場内を、2階を少しせり出した『出梁造り(だしばりづくり)』の町家を眺めながら散策しましょう。
▼宇出梁造り(奈良井宿公式ホームページ)
https://www.naraijuku.com/narai/point/
絶対に立ち寄りたいのが『上問屋資料館』(大人300円)。建物自体が、国の重要文化財に指定されるなど『問屋場』(といやば)として大変貴重なうえ、慶弔年間(!)から明治維新まで約270年間の、古文書・陶器・漆器など約400点の諸道具を展示。『奈良井宿」の文化や歴史を、リアルに感じることができます。