【レポ】江戸レトロな宿場町『木曽路・奈良井宿』を2時間で巡る
●●の画像
インバウンドにも大人気の奈良井宿。どこをどう撮っても映える
江戸時代の面影を色濃く残した町並みが大人気の観光名所『奈良井宿』。国内外から多くの観光客が訪れる江戸レトロな町を巡るデートプランをご紹介します。
1.江戸時代の住居が1km続く日本最長の宿場町・奈良井宿2Hデートプラン
※本記事内の金額・料金表示はすべて税込です
※掲載内容は2024年5月20日現在です
1. 江戸時代の住居が1km続く日本最長の宿場町・奈良井宿2Hデートプラン
徳川家康により、江戸時代に整備された『江戸五街道】のひとつで、東京・日本橋から京都・三条大橋を結ぶ中山道(なかせんどう)にある宿場町『奈良井宿(ならいじゅく)』(長野県塩尻市)。

中山道六十九次のうち、東海道との共有部分(草津・大津宿)以外(=板橋から守山まで)、どちらから数えても34番目に位置する、ど真ん中の宿場町です。

●●の画像
美しい総檜造りの『太鼓橋(木曽の大橋)』
町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、地元住民以外の自動車・バイク等の乗り入れはできないため、周辺駐車場を利用する形となる。

宿場の入口はJR中央本線「奈良井駅」からすぐ。車なら、観光協会ホームページ/アクセスを参考に、各駐車場に停めて散策しよう。

デートナビのおすすめは『木曽の大橋 西駐車場(線路側)』(無料:普通車51台、身障者用1台)。ただし週末など混雑日は、空いてそうな駐車場に迷わず停めよう。

●●の画像
往時の面影を色濃く江戸レトロな町並みが1kmつづく『奈良井宿』
同駐車場からは、奈良井宿のシンボルでもある、樹齢300年以上、美しい総檜造りの『太鼓橋(木曽の大橋)』のすぐ近く。

橋脚を持たない木製の橋としては日本有数の大きさで、橋の下部の木組に注目!

匠の技で、木を複雑に組み上げた美しいアーチは必見。日没後のライトアップされた橋上は、最高のデートスポットです。

●●の画像
『上問屋資料館』
全国的にも大変貴重な現存する『問屋場』だ
そしていよいよ奈良井宿へ。近代以降、大火(大きな火事)が無かったことで、江戸末期の形式を多く残した町家が多く残り、往時の面影を色濃く現代に伝えてくれます。

宿場の東端(奈良井駅近く)から、西端(『鎮神社(しずめじんじゃ)』付近)まで、「鍵の手」(クランク形状の道路)や緩やかな曲線で構成された宿場内を、2階を少しせり出した『出梁造り(だしばりづくり)』の町家を眺めながら散策しましょう。

▼宇出梁造り(奈良井宿公式ホームページ)
https://www.naraijuku.com/narai/point/

絶対に立ち寄りたいのが『上問屋資料館』(大人300円)。建物自体が、国の重要文化財に指定されるなど『問屋場』(といやば)として大変貴重なうえ、慶弔年間(!)から明治維新まで約270年間の、古文書・陶器・漆器など約400点の諸道具を展示。『奈良井宿」の文化や歴史を、リアルに感じることができます。

●●の画像
写真は『越後屋定食』(1,650円)/越後屋
ざるそば2枚+小鉢2点+五平餅2個で、このお値段!
奈良井宿名物といえば、木曽の特産品として栄えた漆器と、宿場グルメ。

お腹を空かせて立ち寄りたいのが『越後屋』。築200年の建物、木曽漆器で味わう街道グルメは格別。お蕎麦や、奈良井宿名物の丸い五平餅を、手軽に味わえます。

宿場内や周辺の宿泊施設に泊まれば、ライトアップされた日没後の宿場も散策できます。

車で30分ほどの木曽福島周辺には、薬草サウナとグランピングデートが楽しめる『木曽駒高原 森のホテル』もおすすめです。

▼【レポ】薬草サウナ+グランピング『木曽駒高原 森のホテル』
https://www.date-navi.com/future/20240504/index.html

江戸レトロな宿場町・奈良井宿で、江戸の旅人たちに思いを馳せましょう。

(取材・文・撮影:落合 宏樹)

【中山道・木曽路 奈良井宿】
◇公式ウェブサイト:https://www.naraijuku.com/
>>GoogleMap
◇アクセス:
・中央自動車道「塩尻I.C」より約35分
・中央自動車道「伊那I.C」より約40分
・JR中央本線「奈良井駅」徒歩すぐ
※奈良井宿場内は、地元住民以外は乗入不可。周辺駐車場を利用
pagetop