TOKYO DOME CITY HALLを舞台にしたAKB48グループ恒例：新春連日コンサート。2019年は1月12日（土）から19日（土）の8日間にわたり、全15公演がおこなわれた模様を、オリジナル写真とともにご紹介します。

まずはAKB48（本店）の各チーム毎でおこなわれた単独コンサート（チームA・K・B・4・8・研究生）の模様をご紹介します。

AKB48では4年ぶりとなるチーム毎の単独コンサート。次期総監督の向井地美音、小栗有以、加藤玲奈など人気メンバーを多く擁するチームA。王国をテーマにチームAメンバーが王女の椅子を争うというストーリーで構成。セットリストは、シングル表題曲や定番曲が多めで、M1『美しき者』、M3『胡桃とダイアローグ』、M12『背中から抱きしめて』など全25曲を披露。

込山榛香キャプテンの意気込みを感じたチームK。サブタイトル通り『K』にちなんだテーマや楽曲で構成。『Kyuai（求愛）』ではセクシーなダンスを披露したり、『Kin（血縁）』では武藤姉妹で初の楽曲披露など凝った内容。アンコールでは現Kの中心である小嶋真子の卒業発表があり、メンバーもファンも驚きを隠せませんでした。

学校をテーマにアイドル修行を描く演出。研究生らしく、若さ・かわいさ・笑顔を前面に出したセットリストとパフォーマンス。一方でM8『言い訳Maybe』はアカペラで披露するなど、矢作萌夏を筆頭にステージ度胸と歌唱力を発揮していた。
（出演メンバー22名のうち5名は、2018年12月8日に正規メンバーに昇格済）

渡辺麻友を擁した初期チームBは『ザ・アイドル』路線だが、今回のBは高橋朱里を中心に「可愛いだけじゃない」と宣言。冒頭からダンス系楽曲を11曲続け『Biginner』『River』からAKB最難度の『NO WAY MAN』のイントロが流れると、会場も（体力が心配で）ざわついたが、しっかりと踊り切った。

チームBはベテランの柏木由紀から高橋朱里、谷口めぐ、福岡聖菜ら、メンバーバランスがよい。観客の盛り上げ方、ファンへのアピール、ダンスの揃え方など、努力と経験を積んだパフォーマンス力はさすがだった。

村山チーム4の24名がアンコールを含む全26曲を披露。オープニング映像は山内瑞栞（やまうち みずき）。セットリストはチーム4楽曲をはじめ、リアルJKも多いことから現役女子高生をイメージさせる楽曲を5曲（『挨拶からはじめよう』『気になる転校生』『Dear my teacher』『女子高生はやめられない』『青春のラップタイム』）を続けて披露するなど、アイドル的満足度の高い構成だった。

●14日（月）11:00～『AKB48 チーム8 Cuties コンサート～We are!! Cuties!～』
●14日（月）15:00～『AKB48 チーム8 Foxies コンサート～The Only One!! Foxies!～』
●14日（月）19:00～『AKB48 チーム8 Everybody コンサート～Come On!! Everybody！～』

野球チームをイメージした構成で、野球を知らないメンバーも多くMCで『キョトン』としてたのもご愛敬。小栗有以、坂口渚沙、倉野尾成美、岡部麟、横山結衣ら人気メンバーが勢揃いした夜公演は特に見応えありましたが、人数が多く注目を集めるメンバーが固定されてきたのが残念。

アンコールでは4月13・14日に山梨・河口湖ステラシアターでの5周年コンサート開催のサプライズ発表がありました。

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（取材・文・撮影／落合 宏樹）

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