【レポ】乃木坂46@横浜アリーナ11thバスラ5daysライブレポ-3
3. 秋元真夏卒業コンサート、センターで躍動も最後までらしさ全開
2023年2月26日(日)の『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5公演は、乃木坂46の2代目キャプテン・秋元真夏の卒業コンサートを開催。

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『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5(秋元真夏卒コン)
2012年秋から活動に加わった彼女の、約11年にわたるアイドル人生の集大成を見守ろうと、会場には約1万2000人のファン、抽選に外れた多くの人もインターネット有料生配信をで見守った。

客席が秋元のメンバーカラーである赤&ピンクのペンライトで染まるなか、オープニングは『ぐるぐるカーテン』。『おいでシャンプー』『走れ!Bicycle』とあえて自身が参加していない期間の3曲を披露するセットリスト。

そして真の意味での自身のデビュー曲『制服のマネキン』を、当時を彷彿とさせるセーラー服姿でパフォーマンス。

『ガールズルール』では「一度やってみたかった」という、白石麻衣、山下美月が担当していた、曲冒頭の煽りを自ら叫び、ファンと一体となった。

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『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5(秋元真夏卒コン)
最初のMCでは、真夏とのラストステージついて後輩たちが思いを吐露するなか、山下美月は「階段を降りるときにスタッフさんから『絶対に転ぶなよ』と何度も言われていた」ことを暴露し、会場が笑いに包まれる。秋元は「今日は私が好きな曲をたくさん詰め込んでいます」と、セットリストへの期待を高めた。

「後輩との関係性を重視した」というブロックでは、各期とコラボ。5期生とは『バンドエイド剥がすような別れ方』、4期生とは『ジャンピングジョーカーフラッシュ』をコラボ、3期生との『僕の衝動』では伊藤理々杏が「最後に真夏さんの本気のダンスを見せてください!」と、(ダンスが苦手な)秋元に激しいダンスを促す一幕もあり、ラストは秋元と伊藤のキメ顔対決をして盛り上げた。

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『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5(秋元真夏卒コン)
ユニットブロックでは、同期と歌ってきた懐かしい楽曲を後輩たちとともに。『口約束』では佐藤楓、金川紗耶、柴田柚菜、林瑠奈、弓木奈於といった3-4期生たちと歌声で披露した。、
『ごめんね、スムージー』では阪口珠美、田村真佑とともに王道アイドルらしい衣装で披露したかと思えば、「私は笑顔のイメージが強いけど、カッコいい表情に憧れます。最後にカッコよく…」と言いながら『魚たちのLOVE SONG』では着ぐるみを着用し、最後には(乃木坂工事中で話題となった)カマキリ姿の黒見明香も加え、笑わせるのも忘れない。

そして秋元が初めて振り入れしたアンダー楽曲『涙がまだ悲しみだった頃』と、「披露するのに勇気が必要』という1期生楽曲『Against』をアンダーメンバーと披露するなど、秋元らしいプロデュース力を発揮したセットリストだった。

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『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5(秋元真夏卒コン)
中盤ではパフォーマンス重視の楽曲を連続披露。乃木坂の代表曲『インフルエンサー』を遠藤とのダブルセンターで披露。

『シンクロニシティ』でも難易度の高いソロダンスを見事にクリアし、有終の美を飾った。

ライブ終盤では「憧れの曲」という『言霊砲』を、今後の乃木坂46を引っ張っる久保、与田、山下と一緒に歌唱。

自身のユニット曲『忘却と美学』は梅澤美波と披露し、「どううしてもあるメンバーと歌いたくて。そのメンバーのことが大好き」と『大嫌いなはずだった。』を、鈴木絢音と2人で外周を歩きながら披露した。

後輩たちにメッセージを送った秋元は「昨日までやっていた期別ライブが本当に楽しくて。卒業するのが何の不安もないくらい、頼もしい後輩に囲まれていたんだなと感じた3日間でした」「世代交代が難しいと言われる大人数アイドルグループですけど、乃木坂はちゃんと世代交代できたんじゃないかなと自信を持って言えます」と宣言し、本編ラストは自身初のセンター曲『ひと夏の長さより・・・』で締めくくった。

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『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』Day5(秋元真夏卒コン)
アンコールでは、高山一美、松村沙友理、西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、桜井玲香の同期OGからのナレーションメッセージが贈られたあと、ピンクのドレスを着た秋元が登場。

支えてくれた両親、スタッフ、ファンへ感謝のメッセージを伝え「私を応援していて楽しかったですか?」と客席に問いかけると、客席からは盛大な拍手が。

最後に「生まれ変わっても絶対に乃木坂になりたいし、乃木坂のキャプテンを務めたいです。それくらい大好きな場所でした。11年間、本当にありがとうございました」と語り、自身の卒業ソング『僕たちのサヨナラ』を涙で時折詰まりながら歌唱しました。

『2度目のキスから』で会場を一周しファンに挨拶し、各期代表して菅原咲月、賀喜遥香、久保が秋元へメッセージを贈る。

秋元もメンバー全員に手紙を書いてきたことを告げ、代表して梅澤への手紙を読み上げた。

転ぶ場面はなかったものの最後の曲紹介で噛んでしまうなど、真夏らしさも最後まで全開。本編ラストは『乃木坂の詩』で締めくくり。最後にやり残したこととして、代名詞の必殺技『ズッキュン』会場に向け放ち、「何も持っていなかった18歳の私をここまで、こんな素敵な場所までつれてきてくれて、乃木坂として11年間歩ませてくれて、本当にありがとうございました」とお礼を述べ幕が閉じた。
興奮冷めやらない観客に応え、ダブルアンコールでメンバー全員と登場し『ハウス!』を披露。

さらに自身初というトリプルアンコールで、もう一度『ガールズルール』を披露し、11thバスラは最高のエンディングとなった。

©乃木坂46LLC
(取材・文・撮影:落合 宏樹)

【『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』開催概要】
◇開催日:2023年2月22日(水)から26日(日)
◇会場:横浜アリーナ

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