1. 声出しOKで"おひさま"と一体化、ライブお休み中の影山優佳もパフォーマンス
日向坂46が、デビュー4周年をお祝いする『4回目のひな誕祭り』を、初の横浜スタジアムにて2023年4月1日(土)・2日(日)の2日間開催。
計7.4万人を動員した、ライブ2日目をレポートします。
今回のライブは<空の旅>がテーマ
冠番組『日向坂で会いましょう』でも、野球企画を行っている日向坂46には、屋外球場で初となるメモリアルライブはまさにうってつけ。
今回は、マスク規制が緩和され、日向坂46全体として初めての『声出しOKライブ』となり、ステージ裏<見切れ席>も含めスタジアムは超満員。
日が沈みかけた横浜スタジアムに、メンバーを乗せた2台の黄色いスクールバスが登場。一人ひとりのメンバーがアップで紹介されるたびに大歓声が巻き起こる。
アリーナ外周を一周し『HINATA』とプリントされた野球のユニフォームと、日向坂カラーの空色のスカーフとスカートを身に着けメンバーたちがメインステージに。
ド派手なキャノン砲の号砲に合わせ、キャプテン・佐々木久美の「4回目のひな誕祭、行くぞぉー!」という掛け声で4周年ライブ2日目が開幕。オープニングは、"おひさま"と呼ばれる日向坂46のファンに向けた神曲『HEY!
OHISAMA!』を、会場の大コールとともに歌い、冒頭から大盛り上がりだ。
四期生『ブルーベリー&ラズベリー』
今回のライブは<空の旅>がテーマで、メンバーもそら色のCA風コスチュームとなり、元気いっぱい笑顔をみせる小坂菜緒センターで『ドレミソラシド』を披露。
続いてアゲアゲの『アザトカワイイ』『ソンナコトナイヨ』を連続披露。コロナ禍でリリースされた2曲なので、ずっと我慢していたかけ声を、全力でメンバーに届けていた。
MCを挟み期別曲を順に披露。四期生は、藤嶌果歩が「全力疾走でお届けします」と宣言し『ブルーベリー&ラズベリー』を披露。
間奏では、センターの清水理央の先導で、会場のファン37,000人が巨大なウェーブを作りあげた。
『Dash&Rush』では、スタンド席数か所に二期生が登場し、ファンは大興奮だった。
中盤では『けやき坂46』(通称・ひらがなけやき)時代の代表曲『ひらがなで恋したい』『線香花火が消えるまで』など、新旧ユニット曲を披露。
途中、スタジアム内の実況ブース(アナウンス席)に佐々木久美が(初日は佐々木美鈴)ウグイス嬢として「始球式開会」を宣言。ピッチャーは野球経験がある山口陽世、キャッチャーはスペシャルゲストの『アレックス・ラミレス』が務めた。
影山優佳
後半戦では、上村ひなのがソロ曲『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』を、遅れて加入した同期・三期生の髙橋未来虹、森本茉莉、山口と一緒に初めてパフォーマンス。
さらに、二期生曲『半分の記憶』、齊藤京子センターの前作『月と星が踊るMidnight』、ライブ定番の『青春の馬』『My fans』『誰よりも高く跳べ!2020』などをパフォーマンス。
本編ラストはファンへのメッセージソング『知らないうちに愛されていた』で、会場と一体となりサビをシンガロングするシーンにポストコロナを実感した。
アンコール明けには、丹生明里が初センターを務める、4月19日発売の最新表題曲『One choice』を初披露。愛らしい笑顔が魅力の丹生にピッタリの楽曲で、メンバー同士が笑顔でハイタッチを交わす振付が印象的だ。
耳の特性により昨年からライブを休んでいた影山優佳も楽曲初披露に参加。同曲の活動をもって卒業する影ちゃんのパフォーマンスが見れたことは、"おひさま"に最高のプレゼントだった。
全員で仲良く記念撮影
MC後に、アンコール定番の『NO WAR in the future 2020』を披露。会場には大きなバルーンが投げ込まれ、大小のフロートやクレーン、円形ステージを全て使用してパフォーマンス。
ラスト楽曲はおなじみの『JOYFUL LOVE』。ファンがSNSで企画しペンライトで〝虹"を作るなか、曲中では各期の代表(四期生・清水理央、三期生・上村ひなの、二期生・丹生明里、一期生・佐々木久美)がファンにそれぞれメッセージを贈った。
最後は、花火が夜空に盛大に打ち上げられ、ステージは終了した。
一年前、東京ドームで『3回目のひな誕祭』を開催し、12人の四期生も加入した日向坂46。
ますます勢いをつけ坂道を上り続ける日向坂46から目が離せません。
(取材・文:落合 宏樹、カメラ:上山陽介)