【レポ】世田谷美術館にて開催中、美術家たちの沿線物語-小田急線篇-
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『沿線案内 小田急電車』小田原急行鉄道株式会社
世田谷美術館にて開幕した『美術家たちの沿線物語 小田急線篇』へ。全4回にわたる人気シリーズの完結編で、シリーズ小冊子プレゼント特典も。
1.世田谷の私鉄×美術シリーズ完結篇、シリーズ小冊子も無料でもらえる
※本記事内の金額・料金表示はすべて税込です
※掲載内容は2024年2月22日現在です
1. 世田谷の私鉄×美術シリーズ完結篇、シリーズ小冊子も無料でもらえる
世田谷を走る私鉄と、沿線ゆかりの美術家たちをとおし〔世田谷の美術〕を新たな視点で紐解く《美術家たちの沿線物語》シリーズ。

『田園都市線・世田谷線篇』(2020年度)、『大井町線・目黒線・東横線篇』(2022年度)につづき、本年度に同時開催となる『京王線・井の頭線篇』とあわせた完結篇『小田急線篇』が、2024年2月17日(土)より世田谷美術館にて開幕しました。

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吉田初三郎画『小田原急行鉄道沿線名所図絵』
今回、取り上げるのは、1927(昭和2)年に、新宿-小田原間で開通した『小田急小田原線』。

世田谷を大きく東西に横切る小田急沿線には、演劇の街・下北沢や、小田原線開業に先立ち開発され、まもなく100年の歴史を迎える住宅地・成城など、特徴的な街があります。

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東宝撮影所『ウルトラマンタロウ』撮影用小道具
沿線には多数の美術家たちが住み、独特の文化的土壌を育んできました。

『白と黒の会(経堂-豪徳寺界隈)』や、『砧人会(成城界隈)』といった分野を越えた美術家たちの集いをはじめ、画家の髙山辰雄や横尾忠則、写真家の荒木経惟など、多彩な作家たちを紹介しています。

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沿線でも多くの作品を撮影した、写真家・荒木経惟
また成城学園前駅の南側には東宝スタジオ(旧・東宝撮影所)があり、映画の撮影所ができたことで、監督や俳優なども移り住み、明るく華やかな街のイメージが醸成されました。

1955年頃の東宝撮影所の俯瞰写真や、『ウルトラマンタロウ』撮影用小道具なども展示されています。

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〈美術家たちの沿線物語〉シリーズ第3弾『京王線・井の頭線篇』を2Fで同時開催
また、2F展示室では〈美術家たちの沿線物語〉シリーズ第3弾となる『京王線・井の頭線篇』を同時開催しており、企画展チケットで観覧できます。

世田谷区の北端を甲州街道に沿って東西に走る京王線(1913年笹塚~調布間開業)、そして渋谷から吉祥寺までつなぐ井の頭線(1933年渋谷~井の頭公園駅間開業)の沿線に住んだ、美術家や文学者、建築家など多くの文化人と作品をご紹介しています。

会場では、展示の章解説や作家マップなどを掲載した小冊子(A5判16頁)を無料配布するほか、シリーズ完結にあたり、過去に開催した『田園都市線・世田谷線篇』『大井町線・目黒線・東横線篇』と『京王線・井の頭線篇』『小田急線篇』をあわせた特製タトウ入り全4冊フルセットでプレゼント。

特製タトウ入り全4冊フルセットは、数量がなくなり次第終了となるのでお早めに!

(取材・文・撮影:落合 宏樹)

【『美術家たちの沿線物語 小田急線篇』開催概要】
◇公式ウェブサイト:
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
◇開催期間:2024年2月17日(土)-4月7日(日)
◇開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
◇観覧料:一般500円、65歳以上400円、大高生400円、中小生300円
◇会場:世田谷美術館
>>GoogleMap
◇アクセス:
・東急田園都市線「用賀」駅よりバス利用または徒歩17分
・小田急線「成城学園前」駅よりバス利用
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