1. AKB48グループ歌唱力No.1決定戦、6代目歌唱力女王はSTU48期待の星
2024年7月23日(火)立川ステージガーデン(東京・立川市)にて開催された『第6回 AKB48 グループ歌唱力No.1決定戦』決勝大会のライブレポート。
6代目女王に輝いたのは、ビジュアルも兼ね備えたSTU48期待の若干15歳・岡村梨央(おかむら・りお)。
第1位で名前を呼ばれ嬉し涙を浮かべる岡村梨央
"人気"(総選挙やグッズ売上など)も、"運"(じゃんけんなど)も、"大人事情"(所属事務所など)も、"ビジュ"(TV映えなど)も一切関係なし。
ただ"歌唱力"だけで頂点(女王)を決める、プロジェクト『AKB48 グループ歌唱力No.1決定戦』。
第6回目となる今年は、AKB48国内各グループの所属メンバーから100人、初参加となる海外姉妹グループから35人がエントリー。
予選を通過した20人が、バンドの生演奏をバックに、この日に向け徹底的に歌い込み練習した歌声を、約1400人の観客を前に披露しました。
『何度でも』を披露した倉野尾成美
決勝に進出したメンバーは、倉野尾成美(AKB48)、村山彩希(AKB48)、豊永阿紀(HKT48)、岡村梨央(STU48)、曽川咲葵(STU48)、坂本愛玲菜(HKT48)、大塚七海(NGT48)、田口愛佳(AKB48)、加藤皐生(SKE48)、岡田あずみ(STU48)、清水紗良(STU48)、清司麗菜(NGT48)、鈴木凛々花(NGT48)、成田香姫奈(AKB48)、三村妃乃(NGT48)、倉本羽菜(SKE48)、最上奈那華(HKT48)、秋吉優花(HKT48)、ルル・サルサビラ(JKT48)、エムミー(BNK48)の20人。
決勝大会は、5人ずつ4組に分かれて1曲ずつ歌唱。各組の上位2人、計8人がファイナル歌唱審査に進出し、もう1曲を歌唱します。
審査員は、ゴスペラーズの黒沢薫、水森かおり、井上ヨシマサ、今井マサキの4名。
会場には応援ゲストとして、向井地美音(AKB48)、斉藤真木子(SKE48)、松岡はな(HKT48)、奈良未遥(NGT48)、信濃宙花(STU48)、コルネリア・ファニサ(JKT48)が出演メンバーにエールを贈りました。
『ツキミソウ』『ECHO』を披露した村山彩希
トップバッターは決勝大会常連の、HKT48秋吉優花。安定した歌声で『未来予想図Ⅱ』を披露するも、今回はファイナリストへの進出ならず。
予選を同点1位で通過した、AKB48の倉野尾成美と村山彩希は、それぞれ『何度でも』と『ツキミソウ』を披露。
第4組で歌唱した村山は、NGT48の清司麗菜と同点1位でファイナリストに進出。ファイナルでは『ECHO』を披露し、貫録の2位でフィニッシュした。
「トロフィーは…重いですね(笑)」(岡村)
ファイナリストに進出した8名(大塚、ルル・サルサビラ、坂本、三村、岡村、田口、清司、村山)の中で、第1位となったのは、STU48の岡村梨央。
1曲目はmiletの『inside you』、ファイナルではMr.Childrenの『Documentary film』を披露。
歌い出しから会場中を魅了する、圧巻の歌声を披露し、2回目の挑戦で歌唱力女王に輝きました。
終演後の囲み取材で岡村さんは「2回目の出場で、まさか優勝できるなんて凄く嬉しいです。ファンの皆さんと家族に感謝を伝えたいです。」とコメント。
トロフィーを受け取り、司会から「トロフィー、重いですか?」と質問された際に「軽いです」と答え、会場中がドッと湧いたシーンについて「あの時はテンぱってて咄嗟に…重いです」と笑いながら訂正した。
優勝特典の秋元康氏書き下ろしのソロ曲について「岡村莉央のために、秋元先生が書いてくださる曲なので大切に歌い続けていきます」と返答。
後日開催される『ファイナリストLIVE』について「生バンドで歌えることが本当に楽しみです。大好きな村山さんと一緒にユニットができたら」と期待を寄せていた。
ルル・サルサビラ(JKT48)
曽川咲葵(STU48)
岡村梨央(STU48)
最後は『365日の紙飛行機』を全員で披露
<第6回大会・最終結果>
1位:岡村梨央(STU48)
2位:村山彩希(AKB48)
3位:三村妃乃(NGT48)
4位:田口愛佳(AKB48)
5位:清司麗菜(NGT48)
5位:大塚七海(NGT48)
7位:坂本愛玲菜(HKT48)
8位:ルル・サルサビラ(JKT48)
審査員特別賞:豊永阿紀(HKT48)
上記9名は、後日開催予定の『ファイナリストライブ』への出演が決定。生バンドをバックに自慢の歌を披露するステージが用意される。
さらに優勝した岡村さんには、秋元康さんプロデュースによる、オリジナルソロ曲がプレゼントされます。
(取材・文・撮影:落合 宏樹)