スペシャリテ『発酵マッシュルームのスープ』で知られる麻布『Sublime』へ

1. ミシュラン3年連続一つ星の名店で、記憶に残るグルメデートを

東京・麻布にある、北欧フレンチの名店『Sublime』（スブリム）へ。スペシャリテ『発酵マッシュルームのスープ』をはじめ、3名の若きシェフがオープンカウンターで奏でる繊細かつ独創的なお料理を堪能しました。

『沖縄県産ヤングコーンのフリット』

2015年のオープン後、2017年から3年連続でミシュラン東京の一つ星を獲得した、仏×北欧のイノベーティブ・フュージョンレストラン『Sublime』が、2021年6月1日（火）より初夏メニューを展開。

一度は味わいたい噂のスペシャリテ『発酵マッシュルームのスープ』をお目当てに、初めて訪れました。

場所は、東京メトロ南北線・都営大江戸線『麻布十番』駅6番出口から徒歩3分。

木を基調にした温かみがある店内正面には、オープンキッチンを配置。どの席からも調理風景が見えるライブ感がたまりません。

ランチ・ディナーとも、シェフおまかせのコース。通常のディナーでは、お料理に合わせ厳選されたワインがペアリングされますが、東京都の緊急事態措置に基づき、内容が一時的に変更され、かなり手頃な価格で味わえました。

■ランチコース
・7,700円（ソフトドリンク1杯込み、別途税・サービス料）
■ディナーコース
・通常時：22,000円（ベアリング3杯込み、別途税・サービス料）
・緊急事態宣言中：15,000円（別途税・サービス料）、ソフトドリンク1杯1,000円

『発酵マッシュルームのスープ』

有名店での経歴を持つ3名のシェフ達がそれぞれの経験を活かし、事前に食材を固定せず、その日手に入る旬の国産食材を中心に提供するため、コース内容は当日のお楽しみ。

ただし、多くの方が楽しみに訪れる看板メニューのスペシャリテ『発酵マッシュルームのスープ』は、基本的にランチ・ディナーとも提供されるとのことです。

6月2日（水）のディナーコースの内容は、以下のとおり。テーブルにお料理が運ばれてくるたびに、シェフ自ら丁寧に説明して頂けました。

1.沖縄県産ヤングコーンのフリット（アミューズ）
2.千葉県産初ガツオとハイビスカス
3.発酵マッシュルームのスープ
4.温菜国産ホワイトアスパラのソテーと蝦夷アワビのコンフィー青さのりと抹茶のパウダー肝のソース
5.北海道産松川カレイのムニエル　スモークはまぐりジュノイリープラットのソース
6.ランド産ピジョンのロースト　サマートリュフのペリグーソース
7.長崎県産びわと黒糖　レモングラスとヨーグルトアクセント
8.オレンジに見立てたチーズのムースとオレンジのソース、白ゴマのコンベルサシオン

『ランド産ピジョンのロースト　サマートリュフのペリグーソース』

フランス料理で最初に提供される『アミューズ』は、お店のおもてなしの心とシェフのセンスのみせどころ。

当日のアミューズは、旬の期間が短い沖縄産のヤングコーンを使ったフリット。「地産地消」「無駄なく使う」「お客さまを五感で楽しませたい」というシェフの気持ちが伝わってきました。

看板メニューである『発酵マッシュルームのスープ』は、時間も手間もたっぷりかけた逸品。

フレッシュな生のマッシュルームの食感、炒めた角切りマッシュルームの香ばしさ、3週間発酵させたスープの味わいを一度に楽しめ、マッシュルームの下に隠された温泉卵のとろーりとした黄身と絡めることで更に濃厚な味わいが癖になります。

「また味わいたい」「多くの人にこの美味しさを伝えたい」そう思わずにいられない、期待を上回る究極のスープでした。

アミューズからデザートまで、至福のひと時はあっという間

メイン料理は『ランド産ピジョン（鳩）のロースト』を、伝統的なベリグーソースで。ミニマムながら華やかで贅沢な味わいのお肉料理。付け合わせまで、最高でした。

ひと口で味わうデザート『オレンジに見立てたチーズのムースとオレンジのソース』も、脳裏の奥にインプットされてしまった。この感動はズルい（笑）。

コース中では、味だけでなく、見た目や提供までの演出で楽しませる工夫も随所に。

『ピジョンのロースト』や『発酵マッシュルームのスープ』は、最終調理前の状態を見ながら、お料理の説明を頂くことで、期待が更に高まりました。

『長崎県産びわと黒糖　レモングラスとヨーグルトアクセント』では、液体窒素で瞬間冷凍する最終仕上げをテーブル上で。粋な演出にデートの盛り上がりも最高潮でした。

開放的な店内とオープンキッチン

1日4組しか味わえない至福のひと時

これが噂のスペシャリテ
『発酵マッシュルームのスープ』

『温菜国産ホワイトアスパラのソテーと蝦夷アワビのコンフィー』

ひとつひとつの食材をとても大事にする北欧では、廃棄する部分が殆ど出ないような調理法や保存法を昔から取り入れていたそうです。

開放的な店内は換気も充分ですが、コロナを気にせずより安心・安全に楽しめるよう、ランチタイム・ディナータイムとも各4組限定に絞っているため、ご予約はお早めに。

日本の旬な食材を北欧流のサステナブルな調理法で味わえる『Sublime』で、3名の若きシェフが奏でる繊細かつ独創的なお料理を、五感で楽しみましょう。

（取材・文・撮影／落合宏樹）

【仏×北欧イノベーティブ・フュージョンレストラン『Sublime』】
◇公式ホームページ：https://www.sublime.tokyo/
◇定休日：毎週月曜日
◇場所：
〒106-0044 東京都港区東麻布3-3-9 Annex麻布十番1F
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◇アクセス：
・東京メトロ南北線・都営大江戸線『麻布十番』駅6番出口から徒歩3分
※営業時間などの最新情報は公式ホームページをご覧ください

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■Sublime（公式ホームページ）

ミシュラン東京で3年連続一つ星を獲得した北欧フレンチの名店『Sublime』へ。スペシャリテ『発酵マッシュルームのスープ』をはじめ、常に進化するイノベーティブなお料理が、記憶に残るグルメデートを演出します。
1. ミシュラン3年連続一つ星の名店で、記憶に残るグルメデートを
	※掲載内容は2021年6月5日現在です