1. 日本の伝統芸能と和食を愉しむ大人のレストラン&バー『水戯庵』
2022年10月11日から、訪日観光客の受け入れが本格的に再開されたことを踏まえ、東京・日本橋にある能舞台を併設するレストラン&バー『水戯庵』にて、世界基準のサステナブルメニュー『ブルーシーフード』でおもてなしをする『ブルーシーフードコース』の提供を開始。
2022年10月21日(金)からのスタートに先がけ開催されたメディア発表会に参加しました。
日本の季節で文化を遊ぶ『水戯庵』
『水戯庵』のコンセプトは「日本の季節で文化を遊ぶ」。2018年東京・日本橋『福徳の森』地下1階で、幻の料亭『百川(ももかわ)」の跡地にオープンした、和食やお酒と日本の伝統芸能を気軽に楽しめるレストラン&バーです。
食・茶・酒・ライブ・空間に関する全てを統括するのは、同店のオーナーで、アートアクアリウムで知られる木村英智氏。
開業当初より、インバウンドを中心に賑わいましたが、コロナ感染症の拡大や東京五輪延期などを受けて2020年春に一旦休業。
政府の水際対策の緩和を踏まえ、今年6月にリニューアルオープン、10月からの大幅緩和を踏まえ『ブルーシーフードコース』の提供開始が発表されました。
日本の伝統芸能『能』舞台を至近距離で観覧
最大の特徴は、本格的な日本の伝統芸能『能』『狂言』『日本舞踊』などを、初心者でも気軽に寛ぎながら鑑賞できること。しかも普通はあり得ないような距離感で。
初見でもわかるよう、解説つきで演技をしてくれたり、クライマックスシーンを中心にコンパクトにまとめた公演時間は約20分。内容がわからない、観ていて眠くなるなどの心配も皆無です。
撮影可能な時間が用意されているのも、イマドキで嬉しいサービス。伝統のつまった本格的な衣装や演技を間近で見たり、撮影できる機会は貴重です。
能舞台の形式にならった、老松を描いた鏡板を背景にした3間4方の舞台が設置されており、鏡板は京都・二条城にもあったと言われる由緒正しいもの。つまり世界遺産クラスの貴重なものです。
『Blue Seafood Lunch』
公演後は移動することなく、季節ごとの新鮮な食材と和食の基本となる出汁にこだわり抜いた、本格的な和食を味わえるのも『水戯庵』ならでは。
そして今回発表されたのは、地球にやさしいサステナブルな東京産水産物を使った『水戯庵ブルーシーフードコース』。ライトコースとフルコースが用意されています。
今回、撮影・試食したのは『Blue Seafood Lunch』。すべてのメニューに、サスティナブルなブルーシーフードが使われ、味つけも含め、地球にも人にも優しいお料理。
江戸・大正・明治時代の器など、映えも最強、味も最高、贅沢なお膳料理でした。
大人の社交場、スタイリッシュなバー/ラウンジ
『水戯庵』は現代の文化サロン的役割を担うよう、本格的でスタイリッシュなバー/ラウンジを備えています。
また、お茶会とお食事会がセットで楽しめるよう、店内に茶室を備えているのも特徴。プライベートのお茶会を開催することも可能です。
舞台、茶室、世界屈指のインテリアや照明、日本伝統を受け継ぐ器や膳、織物、そして浮世絵などのアートの数々。最初に訪れたら色々と観察してまわりましょう。
たとえば、佐賀藩の御用品として保護され、歴代藩主から愛された『鍋島段通』と『ミッソーニ』によりデザインされたソファによるラウンジ席や、二条人形工房作の能面(ミニチュア)八十四面などみどころ満載です。
『Blue Seafood Lunch』
『Blue Seafood Lunch』
『水戯庵』
『水戯庵』
訪日外国人を都内で案内する際に、伝統芸能も和食も楽しめるとして、筆頭候補となる『水戯庵』。
私たち日本人にとっても、敷居が高い日本の伝統芸能に気軽に触れられる貴重な機会。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【レストラン&バー『水戯庵』店舗概要】
◇公式ウェブサイト:
https://suigian.jp/
◇定休日:月曜日
◇住所:東京都中央区日本橋室町2-5-10 福徳の森 地下1階
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◇アクセス:
・東京メトロ 銀座線・半蔵門線「三越前駅」A6出口 「コレド室町2」B1直結 徒歩2分
・JR「東京駅」日本橋口 徒歩10分