1. 総勢174名で全58曲を生演奏で生歌を披露
2018年12月16日(日)AKB48グループの年末恒例イベント『第8回AKB48紅白対抗歌合戦』がTOKYO DOME CITY HALLにて行われ、全国からグループメンバー174名が出演。会場の模様をレポートしますし。
瀧野由美子のサックスに惚れた
昨年につづき『FNS歌謡祭』『堂本兄弟』などを手がけるフジテレビのきくちPが演出を務め、新たな試みを実施。
『NHK紅白を模した大規模なカラオケ大会』から、『ミニ歌謡祭』的なイベントに転換した昨年ですが、今年は『僕らの音楽』をテーマに、自分たちの『歌』で聴かせるイベントに。
昨年、話題となった『モーニング娘。'17』や『チームしゃちほこ』『稲垣潤一』『イルカ』などとのコラボ系はなかったものの、これはこれでAKBファンは楽しかったと思われます。
全ての楽曲を生演奏、生歌で披露したのは昨年同様。メンバーの適度な緊張感が観客に伝わり、コールやサイリウムも控えめでした。
オープニングは14曲を34分45秒ノンストップメドレーで130人が披露する息もつかせぬ展開からスタートしました。
NMB48のユニット『Quenntet』
紅組はAKB、SKE、NGT(東エリア)で横山由依がキャプテン、白組がNMB、HKT、STU(西エリア)で小嶋花梨(NMBキャプテン)がキャプテンに。
紅組は、岡田奈々のソロ『プライオリティ』からスタート。白組はSTU『瀬戸内の恋』を瀧野由美子のサックスにあわせメンバーが合唱するなど、歌合戦らしい雰囲気で進行。
NGT48は『2ki』(じゃんけん大会に出場した2期生のユニット名)で『ドローンジェラシー』を初披露。NMB48は『Quenntet』(渋谷凪咲、吉田朱里、太田夢理、村瀬紗英)で『Which
one』を披露しました。
矢作萌夏は大先輩の柏木由紀を指名
歌合戦の合間には、審査対象外楽曲として『後輩が憧れの先輩を指名して歌う』コーナーを実施。
1月に初のソロコンサートを控えるAKBの矢作萌夏は大先輩の柏木由紀を指名。矢作は「ゆきりんさんは私の育ての親」と大真面目に紹介し、柏木は「デビュー前から知っていますが、立派に育った」とかわいい後輩の成長に喜びました。
指原を囲むメンバーたち
HKT48は、秋吉などによるバンド演奏で『空耳ロック』を披露したのち、田島芽瑠と指原莉乃で『それでも好きだよ』を披露。
昨日のHKTコンサートで指原が卒業を発表してから一夜が明けましたが、指原を囲むメンバーたちはこの日も涙を浮かべ、別れを惜しんでいました。
審査前のトリは、AKB48チーム8の歌田初夏と立仙愛理が『Amazing Grace』を英語で熱唱。なお、対戦結果は紅組の勝利で対戦成績を4勝4敗のイーブンとなりました
審査委員長の田中将大投手から優勝旗が授与されたのち、次期総監督に内定した向井地美音の掛け声でエンディングへ突入。各グループの代表的楽曲を1曲ずつ披露し、最後は『GIVE
ME FIVE!』と『Joyful,Joyful』を全員で披露し4時間にわたったイベントは幕を閉じました。
今回の写真はすべて©AKS
(取材・文/落合 宏樹)