48グループが新スタイルのLIVEフェスを開催、NGT48も出演

1. メインステージは全て撮影OK、5ステージで6時間パフォーマンス

2019年4月27日（土）AKB48グループが新スタイルのLIVEフェス『AKB48グループ春のLIVEフェス in 横浜スタジアム』を初開催。小嶋真子の卒業セレモニーに西野美姫が登場し、久々に『AKB三銃士』、そして『てんとうむchu』も揃い踏み。イベントの模様をダイジェストでご紹介します。

ファンをバックに記念撮影するチーム8

横浜スタジアム内にA～Eの5つのステージを作り、国内の48グループ6組（AKB48・SKE48・NMB48・HKT48・NGT48・STU48）が、約6時間いずれかのステージでパフォーマンスを披露する初の試み。

さらにメインのAステージは、すべてスマホで撮影OK（静止画、動画、音声すべて可、即SNS配信可）という大胆な初企画も。飲食ブースや露店にもメンバーが出現し、ファンにはたまらないイベントになりました。

初の試みで課題もあった。各ステージ間を自由に移動させるため、大規模会場としては観客数が少なく、さらに観客は撮影をするためペンライトを振ったりコールができないため、フェスなのに盛り上がりに欠けた。一部がスカスカの客席、盛り上がらない様子を見ただけで単純に『NGT問題で人気下降』と報じるメディアがあったのは残念だ。

一方でB・C・D・Eの各ステージには、ユニットやソロ、AKBの各チーム毎に登場。A以外は、通常どおりコールやペンライトで盛り上がっていた。ドリンクのメンバー販売コーナーには長蛇の列が。ペットボトル1本400円だが、ファンにとっては格安か。

本降りでも全力パフォーマンスをみせたNMB48

そして、この日は4月末とは思えないほど気温がさがり、一時は雨も本降りで、観客もメンバーもスタッフも撮影陣も過酷な状況に。

そんな中でも、メンバーたちは笑顔全開、踊りも全力でパフォーマンスし、アイドルとして輝いていたのはさすが。でも、メンバーが体調崩さないよう、夏以外での屋外は避けてあげて欲しい。

NGT48は『MAXとき315号』など7曲を

中盤では諸問題で揺れるNGT48がAステージに登場。1期生17名による選抜メンバーで、卒業を発表した山口真帆ら3名は欠席。

MCでも騒動には一切触れず、明るく笑顔で歌い踊り、ファンに手をふる姿に、健気さと必死さを感じました。NGTを象徴する曲『MAXとき315号』をパフォーマンスする姿をみて、結成当初の期待と希望に溢れたメンバーたちを思い出し、切なくなりました。いちファンとして一日も早い解決を祈るばかりです。

『桜の木になろう』ソロで披露する小嶋真子

トリを務めたのはAKB48。小嶋真子（こじまこ）の卒業セレモニーを兼ねたステージに、AKB48から16名が出演しました。

卒業した西野未姫が登場し『てんとうむChu！』が久々に復活。岡田奈々、西野との『AKB三銃士』も揃い、こじまこセンターの代表曲『清純フィロソフィー』など、11曲を披露し、新スタイルのフェスは幕を閉じた。

Aステージ『チーム8』

Aステージ『STU48』

ステージC『Sucheese』

課題はあったものの、新たな企画にチャレンジするのがAKBらしさ。多数のメンバーや楽曲が揃い、個々にパフォーマンスできる48グループは、フェス向きと改めて感じた。

NGT問題を早く解決し、頑張っているメンバーがアイドルとして輝ける場が無くならないよう、期待したい。

（取材・文・撮影／落合宏樹）

【AKB48グループ春のLIVEフェス in 横浜スタジアム】
◇公式ホームページ：https://www.akb48.co.jp/lp/spring_fes2019/
◇開催日時：2019年4月27日（土）開場11：00／開演13：00／終演19：20頃
◇会場：横浜スタジアム

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