AKB48の劇場新公演『僕の夏が始まる』がスタート

1. 今回で初披露となる曲も多い"隠れた名曲セットリスト"

AKB48が秋葉原の専用劇場『AKB48劇場』で開催する新公演『僕の夏が始まる』が、2019年6月30日（日）よりスタート。メンバーの柏木由紀が過去の全曲を聴いてセットリストを考案。本番前のゲネプロを取材・撮影しました。

初日のセンターポジションは小栗有以

今回の公演は、近年多かった『著名人プロデュース公演』ではなく、3期生の柏木由紀がセットリストのみを考案したもの。

約1,000曲以上ある、AKB48（グループではなく単体として）の楽曲群（シングル曲およびカップリング、アルバム収録、劇場公演、チームサプライズ）を、柏木がすべて聴きなおし「いま劇場で歌ったらいいな」という曲を選定したそうです。

＜公演初日のゲネプロ＆本番に出演したメンバー＞
鈴⽊くるみ、⻄川怜、向井地美⾳、込⼭榛⾹、安⽥叶、岩⽴沙穂、⼤盛真歩、柏⽊由紀、⾕⼝めぐ、福岡聖菜、浅井七海、岡⽥奈々、村⼭彩希、岡部麟、⼩栗有以、倉野尾成美

M9『ウインクの銃弾』

おなじみのovertureのあと、オープニング1曲目『3つの涙』（シングル『真夏のSound Good！』のカップリング曲）からして、イントロから判断できませんでした。

そのあとも『Seventeen』『ボーイフレンドの作り方』『やさしさに甘えられない』と全体曲をつづけ、これまで劇場やコンサートなどで披露する機会がなかったり少なかった曲にも、隠れた名曲が多いことをあらためて感じました。

EN1『脳内パラダイス』

ユニット曲パートは『さっきまではアイスティー』『Oh!Baby!』『女神はどこで微笑む？』『最後にアイスミルクを飲んだのはいつだろう？』『ウインクの銃弾』とつづけ、メンバーの個性や客席が近く劇場向きの曲が選ばれていました。

その後の全体曲は『胡桃とダイアローグ』『メロスの道』は比較的コンサートでも披露したことがあるが、『恋人いない選手権』『キンモクセイ』はかなり珍しいセレクトでした。

アンコール後は往年の名曲『脳内パラダイス』、ファンとの掛け合いが楽しめる『水夫は嵐に夢を見る』、そしてAKBの代表曲のひとつ『ポニーテールとシュシュ』で締めくくる。

めずらしい曲を揃えたため、レッスンはハードルが高かったそうだが、限られた練習時間でもキッチリ仕上げて来ていたのはさすがだった。

グループ総監督の向井地美音

公演終了後の囲み取材では、柏木が曲選考の狙いなどを語ったほか、グループ総監督の向井地美音は「（AKBマニアな）私でも聴きなれない曲が多かった」と楽しそうに語る。

そして「来週7月7日からは、AKB48単独では約4年ぶりとなる待ちに待った全国ツアーが始まります。自分たちで作り上げていくという雰囲気が今のAKBの良さなので、ファンにも、そうでない方にも全力で届けていきたいです」と笑顔で語り、初日ゲネプロは終了した。

M1『3つの涙』

M3『ボーイフレンドの作り方』

EN1『脳内パラダイス』

M7『女神はどこで微笑む？』（村山彩希）

コンサートやテレビで見るAKBとは全く違い、メンバーとの距離が劇的に近く『AKB48の本質的魅力』がわかるAKB劇場。チケット購入の当選確率は高くないが、何度も応募すれば、そのうち当たる（笑）。ぜひ一度は足を運んでみてほしい。

（取材・文・撮影／落合宏樹）

【AKB48劇場／『僕の夏が始まる公演』概要】
◇公式ホームページ：https://www.akb48.co.jp/theater/
◇公演開始日：2019年6月30日（日）

AKB48の劇場新公演『僕の夏が始まる』がスタート

初日に出演した16名

1. 今回で初披露となる曲も多い"隠れた名曲セットリスト"

初日のセンターポジションは小栗有以

M9『ウインクの銃弾』

EN1『脳内パラダイス』

グループ総監督の向井地美音

M1『3つの涙』

M3『ボーイフレンドの作り方』

EN1『脳内パラダイス』

M7『女神はどこで微笑む？』（村山彩希）

＊＊＊関連リンク＊＊＊

AKB48が専用劇場でおこなう新公演『僕の夏が始まる』が6月30日よりスタート。セットリストは柏木由紀が過去の全曲を聴いて考案。本番前のゲネプロを取材しました。
1. 今回で初披露となる曲も多い"隠れた名曲セットリスト"
	※掲載内容は2019年7月3日現在のものです