1. 感情をのせた本気の歌バトルを制したのは矢作萌夏
本気の歌バトル『第2回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』決勝大会が、2019年10月31日(木)TBS赤坂ACTシアターで開催されました。
現TOPメンバーの歌唱力No.1は間違いなく岡田奈々
国内のAKB48グループの所属メンバーから135人の立候補者による予選を勝ち抜いた20人が、バンドの生演奏をバックに、日頃からレッスンや独学で鍛えた歌声を披露するイベントの第2回。
ステージの模様は、CS放送TBSチャンネル1にて完全生中継され、優勝メンバーには秋元康プロデュースによるソロ楽曲が贈られるほか、決勝の上位8名のみが出演できる『ファイナリストLIVE』の開催も予定。優勝を目指し、歌に心を込めた本気の歌唱バトルが繰り広げられました。
心をこめて歌いあげた三村妃乃(NGT48)
決勝大会は20人が4グループに分かれ、各グループ上位2人計8人がFINALに進出。8人は別の歌唱予定曲を歌い、優勝者および順位が決定します。
審査員は井上ヨシマサ氏、ゴスペラーズの黒沢薫氏ら4名。歌唱後の解説でも語っていましたが、予選通過者は「今日は〇〇が1位」といった相当にハイレベルの争いで、ビジュアル面も含めた新たな逸材も多く発見できました。
CSを広めたい主催のTBS側にも運営側にも、参加するメンバー的にも有意義な新イベントなので、今後も定例化するでしょう。
グループTOPレベルの歌唱力:山崎亜美瑠
本日出場した19名とグループ分け、決勝大会の結果をまとめました。
〔決勝大会のグループ分けと結果一覧〕
※記載は歌唱順/◎〇は各組の◎1位・〇2位
第1組
・立仙愛理(AKB48)
〇峯吉愛梨沙(STU48)
・山内鈴蘭(SKE48)
◎山崎亜美瑠(NMB48)
第2組
・坂本愛玲菜(HKT48)
・神志那結衣(HKT48)
◎高柳明音(SKE48)
・小田えりな(AKB48)
〇秋吉優花(HKT48)
第3組
・浅井七海(AKB48)
・横山結衣(AKB48)
・明石奈津子(NMB48)
〇三村妃乃(NGT48)
◎岡田奈々(AKB48/STU48)
第4組
・峯岸みなみ(AKB48)
・門脇実優菜(STU48)
・白井友紀乃(SKE48)
〇豊永阿紀(HKT48)
◎矢作萌夏(AKB48)
今回はFINAL進出できなかったものの、HKTの坂本愛玲菜、AKBの横山結衣、NMBの明石奈津子、STUの門脇実優菜は、会場にいた多くの方が「もう1曲聴きたかった」という気持ちにさせてくれた逸材でした。ぜひ11月30日にCS放送される『完全版』でお確かめください。
前回2位のリベンジを果たした矢作萌夏
そして今回、頂点に立ったのは、前回準優勝で10月27日のTV番組内でグループ卒業を発表したばかりのAKB48矢作萌夏。
優勝の瞬間、号泣し、隣の岡田奈々に抱きついた矢作。「最後にファンの皆さんに一番の推しメンと思ってもらえる結果を残せて本当にうれしい」と涙でボロボロになりながらスピーチをすると、会場から大きな拍手と声援が贈られました。
〔決勝大会FINALの結果一覧〕
1位:矢作 萌夏(AKB48)
2位:山崎 亜美瑠(NMB48)
3位:三村 妃乃(NGT48)
4位:高柳 明音(SKE48)
5位:岡田 奈々(AKB48/STU48)
6位:豊永 阿紀(HKT48)
7位:秋吉 優花(HKT48)
8位:峯吉 愛梨沙(STU48)
終了後のマスコミ向け囲み取材では、記者から「優勝で卒業を考え直す?」と質問され「後で考えまーす、はーと♡」と愛嬌たっぷりに答えた萌夏。最新曲でセンターに大抜擢されたグループ期待の新星の卒業は惜しまれるが、自身の夢(ソロコンサート、AKBのセンター)を叶えた結果、本人が次の目標へ進むことは必然とも言えますね。
HKT坂本愛玲菜も活躍が期待できる
かわいいだけじゃないSTU門脇実優菜
『情熱』を自分色で歌った横山結衣
歌唱力に定評があるHKT秋吉優花
歌唱力決定戦は初観戦でしたが、メンバーの本気度と歌う力が想像以上で、感動を覚えました。
生放送を見逃した方は、11月16日(土)17:30~23:00にCS放送TBSチャンネル1にて再放送があるほか、11月28日(木)深夜に、地上波TBSテレビで1時間のドキュメンタリー番組として本大会の舞台裏を放送されることが決定。
さらに11月30日(土)16時からは、CS放送TBSチャンネル1にて、すべての歌唱シーンと舞台裏映像を追加した4時間半の"完全版"を放送。
AKBファンならずとも、どちらも見応え充分なのは間違いありません。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)