1. ホリプロ60周年記念作品、映画『NO CALL NO LIFE』舞台挨拶
ホリプロ60周年を記念して制作された映画『NO CALL NO LIFE』(3月5日公開)の完成披露上映会が『池袋HUMAXシネマズ』にて開催され、W主演の優希美青、井上祐貴をはじめ、山田愛奈、駒木根葵汰、井樫彩監督が上映前舞台挨拶に登壇しました。
W主演を射止めた優希美青と井上祐貴
原作はコアなファンを獲得している壁井ユカコの同名小説『NO CALL NO LIFE』(角川文庫刊)。親からの愛情を知らずに育った主人公の女子高校生・有海と、同じ境遇の不良少年・春川。心が揺れ動く思春期の2人が織りなす、痛いほどに切ないラブストーリーです。
有海を演じた優希美青は第37回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、映画『GOZEN 純恋の剣』でヒロインを演じ注目を集めました。
不良少年・春川を演じたのは、第42回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、連続ドラマ『ウルトラマンタイガ』で主演を務めた井上祐貴。
優希美青は「リップ依存症」
本作はプロデューサー、監督も含め、ほぼ20代という若い力が結集して出来上がった作品で、舞台挨拶も終始リラックスしたムードで進みました。
トークタイムでは、本作のタイトルを使った言葉遊びとして、『NO 〇〇 NO LIFE』の穴埋めを発表。
『NO RIP NO LIFE』と書いた優希美青は「依存症なんです…お家に忘れた時とか、下着をつけてないかってくらい不安」と恥ずかしそうに吐露。共演の山田も「そういえば!すぐメイクさんに『リップお願いしていいですか』って」と撮影での様子を振り返った。
「(優希は)すごく明るくてムードメーカー」(井上)
井上の印象について優希は「事務所が同じなので、会ったことがあるんですが、とにかく礼儀正しく好青年なイメージだったんですが、撮影の現場でもそのままでした」と最初のイメージどおりだったそう。
井上は、優希について「物静かな女性のイメージだった」そうだが「撮影現場で会ってみると、すごく明るくてムードメーカーで。結構ハードなスケジュールだったんですが、ずっと明るくて、輪の中心にいた」と良い意味でのイメージギャップがあったことを明かしていた。
「春川目線・有海目線でのめり込んで」(井上)
井樫監督は主演2人について「美青ちゃんはどう思う? 井上くんはどう思う?という、本人の思いや意思を大事にしながら作り上げていった感覚です」と撮影時を振り返った。
本作について優希は「一度でも恋愛をしたことがある人は、共感できるはずです。いろいろな見方ができると思うので、ぜひ観てください」とアピール。
最後に井上は「家族や友人、恋人に会える素晴らしさを感じられる映画です。春川目線・有海目線で観て、のめり込んでもらえたら嬉しいです」と締めくくり、舞台挨拶を終了した。
映画『NO CALL NO LIFE』は2021年3月5日(金)テアトル新宿ほか全国公開です。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)