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元AKB48の前田亜美1st フォトブック、5つのエッセイに込めた思いとは
画像説明
念願の1st フォトブックを手に笑顔の前田亜美さん
単独インタビューシリーズ第3弾は、元AKB48の前田亜美さん。自身初のフォトブック『前田亜美1st フォトブック AMI』の10月7日(水)発売に向け、AKB48当時の思いや、フォトブックのみどころ、エッセイに込めた思いなどを伺いました。
※2020年9月29日掲載
これまでの殻を破り、素の自分を出しました
元AKB48の前田 亜美(まえだ あみ)さん、自身初となるフォトブック『前田亜美1st フォトブック AMI』が、2020年10月7日(水)に発売されます。AKB48当時を振り返っての心境や、フォトブックのみどころ、5つのエッセイに込めた思いなどを伺いました。
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『前田亜美1st フォトブック AMI』
(C)KADOKAWA PHOTO/MAKINO SHOTA
前田亜美さんは、2008年12月のAKB48第7期研究生オーディションに合格し、AKB48メンバーに。2016年8月にAKB48を卒業後、オスカープロモーションに所属し、女優・タレントとして活動されています。

今年25歳になり、20代半ばという節目のタイミングで発売される1st フォトブックは、すべて前田亜美さん自身がプロデュース。これまで語ることのなかった思いなどを『孤独』『悲しみ』『愛』『家族』『夢』という5つのエッセイで綴っています。

AKBっぽくない自分を出すことも、毎日考えてました

――卒業から約4年、AKB48在籍時を振り返り、いまの心境を聞かせてください

【前田亜美】AKB48時代は「毎日忙しかった」イメージで、いま振り返っても記憶にないくらいバタバタしていたけれど、楽しかったなって。学生時代はAKB48で過ごしたので、私の中では青春時代がAKB48です。

――卒業して改めて感じたことは?

【前田亜美】毎日違うことが起きて、毎日パフォーマンスしていたのが当たり前だったので、卒業してそれが急になくなって「こんなに時間あって良いのかな」と思いました。次々と求められることをクリアしていく目まぐるしい毎日は、すごい貴重な経験で、楽しかったです。

――当時、どんなことを考えてましたか?

【前田亜美】「AKBっぽいよね」って言われると「みんな名前があるのに"AKB48"で括られるのは嫌だな」と感じた時期もありましたが、AKB48のイメージがついてることはありがたいことだなと、つくづく思いました。ただ個性は必要なので「AKBっぽくない自分を出すこと」も、毎日考えてました。なかなか難しかったですね。
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『あつまれ 動物の森』にどハマりしました(前田亜美)
――コロナ自粛中は、何をされてましたか?

【前田亜美】『あつまれ 動物の森』ばかりやってました(笑)。発売されて、すぐ買ったんです。普段はあまりゲームとかしないんですけど、DSでも少しやってたので買ってみたら、どハマりしました。

――オンラインプレイですね

同期の松井咲子ちゃんと電話しながらオンラインでプレイしたり。私が集めたお金を渡しにいって「お金あげるよ」とか、普段できない非日常を楽しんでました。

妹に「全然踊れてないじゃん」とか言われました

――他には、どんなことを?

【前田亜美】ディズニーが大好きなので、家でカチューシャを被って『ディズニーランドごっこ』したり。曲を流して一人でパレードやって、妹に冷たい目で見られたました(笑)。

――なかなかのテンションですね

【前田亜美】あと、AKB48の曲を流して(一人で)公演もやりました。運動しなきゃと思ったとき「あの頃、2時間公演を3回とかやってたな」って。その時も妹がすごい冷たい目で見てて「全然踊れてないじゃん」とか言われました(笑)。

――自粛期間も楽しんでますね

【前田亜美】普段はアウトドアなんですが、家の中も楽しいなと気付いて。結構どこでも楽しめるタイプです。

――現役メンバーや卒業メンバーとは?

自粛期間中に、とむ(武藤十夢)、もぎちゃん(茂木忍)、なぁな(藤田奈那)と4人でオンライン飲み会をしたとき「コンセプトが会いに行けるアイドルだし、会えないときにどうするか」とか色々話をしました。

――オンライン飲み会のときの飲み物は?

その時は、ジュースに近い軽いお酒でした。20歳に成り立てはお酒が飲めるのが嬉しくてメンバーで飲みに行ったりしてましたが、今はゆっくり自分のペースで飲むのが楽しいです。
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ファンの方の期待に応えたいという一心でした(前田亜美)
――はじめてのフォトブック、いまの感想は?

【前田亜美】本当に「やっと出せるな」って。10代のとき握手会などでファンの方に「あーみんは、いつ写真集出すの」「写真集出して」という意見をすごい言われてたので、早く応えたいというプレッシャーや、10代最後のタイミングで、メンバーの子がみんな出していたんですが、私はなかなかそういう機会がなくて、無縁なのかなーって思っていました。

――念願のフォトブックが完成ですね

【前田亜美】そうですね、ファンの方の声がなかったら出来なかったし、やりたいという気持ちにもならなかったので。ファンの方の期待に応えたいという一心でした。嬉しいです。

殻を破って素の自分を出せるよう撮影にのぞみました

――フォトブック、みどころは?

【前田亜美】今回は全てセルフプロデュースをさせて頂いて、タイトルや構成、どういう風に撮って欲しいとか、写真選びも全部自分でやらせて頂きました。

――セルフプロデュース、どうでしたか?

【前田亜美】悩みに悩んだんですが、25年間を振り返って改めて感じたこととか、AKBで学んだこととか、プライベートな話とか、今までファンの方にも話したことがなかったことを、この機会にと思って、まずエッセイで綴りました。

――テーマや構成も亜美さんが?

【前田亜美】はい、全体を『孤独』『悲しみ』『愛』『家族』『夢』という5つのテーマに分け、10の衣装と花で構成しました。写真だけを並べるのではなく、女性目線も意識してドラマ・映画のようなストーリー性のある作品にしました。

――ストーリー性があるんですね

【前田亜美】はじめの方はちょっと重めのテーマなんですけど、25年間の価値観であったり、このときはこういう感じだったというのを、エッセイと写真を照らし合わせて見て頂きたいと思っています。

――笑顔以外の写真も多いそうですね

【前田亜美】テーマに沿って、今まで出したことない表情や、自分でも見たことない表情もあります。アイドル時代は笑顔だったり自分を装うことが多かったので、今回は殻を破って素の自分を出せるよう、撮影にのぞみました。

――すべてのシーンで花と一緒に撮影された

【前田亜美】大好きなお花と一緒に撮ってもらいました。お花とともに生きているという実感があったので。花の種類を、テーマにあわせて決めていきました。

――「お花とともに生きている」とは?
【前田亜美】生誕祭で贈って頂くとか、お花から元気をもらうことが多くて。こういう(芸能の)世界にいると「上を向いて!」とかをプレッシャーに感じて「下向くのも大事だよ」と思いながら下を向いて歩いていたら、咲いている花を見つけたりして。普段からお花と生活しています。
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下着姿は「見え方」を意識しました(前田亜美)
――下着姿に初挑戦、いかがでしたか?

【前田亜美】みんな「恥ずかしくないの?」って聞くんですけど、そんなに抵抗はなかったです。普段から露出した衣装で踊ってたので、あまり恥ずかしさは無くて、どういう風に見えるかという「見え方」を凄く意識しました。

――どんな「見え方」ですか?

【前田亜美】キレイに見えるラインとか、そのためにお尻をひきしめるトレーニングとかもしました。下着姿ってなかなか人に見せるものではないので、逆にいえば、普段の私に近いものだと。等身大の自分に近いものを出したいと思い、水着よりランジェリーを選びました。

――セクシー系ではないんですね

【前田亜美】セクシーとか男性向けには、専門のグラビアの方とかもいますし、そういうのは多分、私は求められていないなと(笑)。一番ナチュラルに近い自分を見せたいと思いました。

イメージを破った『新たな一面』に注目を

――最もお気に入りのカットは?

【前田亜美】『孤独』のなかの1枚で、右手を頬に添えちょっと冷たい表情と目をしたカットです。この衣装だけは赤リップにしました。(外見を)装っていながら、内面に孤独を感じていた自分を表現できました。妹もお気に入りの写真です。

――今後、挑戦してみたいことは?

【前田亜美】今回のエッセイでは、ファンの方にもメンバーにも明かしたことのないプライベートな話を書いています。これまで私が経験してきたことを、映画とか舞台とかで活かせるような活動をしていきたいと思っています。

――メンバーにも話されていなかった内容なんですね

【前田亜美】はい、メンバーにも言っていないですね。謎が多いねって、よく言われます(笑)。なかなか言う機会がないというのもあるんですが。

――1st フォトブックについて、改めて一言

【前田亜美】中をすべて見て欲しいです。表紙を見て皆さんがどう感じていただけるかなんですけど、1stフォトブックは私の宝物ですし、皆さんの宝物にもなればいいなと思っています。ちょっとでも気になったら手に取って頂き、何かを感じてほしい。「なんで花なんだろう?」って、そういうところも見て欲しいです。

――特に注目ポイントは?

【前田亜美】13・14歳の頃のイメージを持っている方も多いので、そのイメージを破った25歳としての『新たな一面』を見せられたので、そこに注目して欲しいです。
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普段からお花とともに生きています(前田亜美)
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水着よりランジェリーを選びました(前田亜美)
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ファンの方にも初めて話す内容です(前田亜美)
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そういうのを求めてるなら言ってください(前田亜美)
AKB48時代と変わらぬ笑顔とともに、時折みせる大人の表情も魅力的な前田亜美さん。最後にこんな質問をしてみました。

――最初で最後のフォトブック。2冊目の可能性は?

【前田亜美】そうですね、私としては「最初で最後」という気持ちです。

――セクシー路線を、もし2冊目で求められたら?

【前田亜美】えー、どうなんですかね、もしかしたらあるのかな? なかなか、それに応えられるかはわからないですけど。求められたら応えていきたいなっていうのはあるので「そういうのを求めてるなら言ってください」って感じですね(笑)


まずは前田亜美さん自身がセルフプロデュースした"渾身の一冊"を特設サイトで予約して『25歳・前田亜美の新たな一面』を目撃しよう。

(C)KADOKAWA PHOTO/MAKINO SHOTA
(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【『前田亜美1st フォトブック AMI』】
◇特設サイト:https://maedaamiphotobook.stores.jp/
◇著者:前田亜美
◇定価(本体2,500 円+税)
◇仕様:B5判/96ページ
◇撮影:槇野翔太
◇ISBN:978-4-04-604791-5
◇発行:株式会社KADOKAWA
◇発売日:2020年10月7日(水)

【Amazon.co.jp 限定】
前田亜美1st フォトブック AMI(特典:撮りおろし写真+直筆メッセージ 配信データ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046047917

【電子版あり 電子特典:直筆メッセージ入り撮りおろし写真付き】
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