1. 作詞作曲のゴスペラーズ黒沢もガッツポーズ!『はじまりの唄』渾身の初披露
『第3回 AKB48歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE』が2021年3月26日(金)舞浜アンフィシアターにて開催。ファイナリストら9名によるオリジナル楽曲『はじまりの唄』が、960人の観客を前に初披露されました。
オープニング1曲目は『I Will Follow Him』
AKB48国内6グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48)のメンバーの中から、最も魅力的な歌い手を決めるプロジェクト『AKB48
グループ歌唱力No.1 決定戦』。
昨年12月に開催された第3回決勝大会にてベスト8(ファイナリスト)に勝ち進んだメンバー8名と審査員特別賞1名による計9名が、一夜限りのライブイベント『ファイナリストLIVE』に出演。
静寂に包まれた『歌を聴かせる空間』に響いた、ソロ歌唱中心の全33曲が、席間隔をあけて聴き入った960名の観客に向けて届けられました。
第1回優勝特典のソロ楽曲『夢の在処へ』を披露した野島樺乃
出演したのは、同大会で1位となった池田裕楽(17・STU48)をはじめ、野島樺乃(19・SKE48)、岡田奈々(23・AKB48/STU48)、秋吉優花(20・HKT48)、古畑奈和(24・SKE48)、矢野帆夏(21・STU48)、三村妃乃(18・NGT48)、山内鈴蘭(26・SKE48)、山崎亜美瑠(19・NMB48/審査員特別賞)。
『Overture(BAND Ver.)』に続き、オープニング1曲目は誰もが知ってる名曲『I Will Follow Him』(映画「天使にラブソングを」)。出演メンバーの真骨頂が冒頭から存分に引き出される抜群の選曲でした。
岡田奈々(『ラバソー~Lover soul~』より)
セットリストは、決勝大会で披露した楽曲のフルバージョンや、メンバー自身が「歌いたい曲(聴かせたい、届けたい曲)」として選曲。
山内鈴蘭が『飾りじゃないのよ涙は』(中森明菜)、山崎亜美瑠が『Bedtime Story』(西野カナ)、池田裕楽が『川の流れのように』(美空ひばり)、秋吉優花が『366日』(HY)、岡田奈々が『炎』(LISA)、野島樺乃が『Wherver
you are』(ONE OK ROCK)などを熱唱しました。
後半はAKB48グループの楽曲を、所属するグループ毎にメドレーで披露しましたが、ここでもダンスやパフォーマンスをほぼ封印し『歌』を披露。ライブや公演で聞きなれた楽曲ですが、秋元康氏プロデュースによる楽曲としての魅力を改めて感じました。
オリジナル曲『はじまりの唄』を初披露
拍手によるアンコール後に登場したメンバーは、第3回ファイナリストら9人に贈られたオリジナル曲『はじまりの唄』を全員で初披露。
会場で見守っていた同曲の作詞・作曲を務めた黒沢薫(ゴスペラーズ)も、曲中の要所で何度もガッツポーズをみせていました。
終演後に報道陣向けに行われた囲み取材には、黒沢も途中から合流し、本曲に込めた思いを熱弁。
「僕のAKB48グループのイメージを大きく超えるライブでした。今回作った曲も、むしろ歌いにくい曲ですが、本番で一番いい状態でパフォーマンスしてくれた。(メンバーに)普通に俺、喜んでるから(笑)」と大満足の様子。
1人ずつへのコメントを求められ
「秋吉さんは非常に太い、いい声を持っている。バチっと決めてくれました。」
「野島さんは、はっきり言って池田さんと歌唱力には全然差がない。引き出しが一番あり、一番要求を出したんですが、全てが修正され"マル"でした。」
「池田さんは機械みたいにいつでもうまい。野島さんとは違うタイプの天才で、このままいってほしい。」
「岡田さんは、僕の中で精神的支柱。あえてサビの主旋律じゃなく下ハモをやってもらいましたが、やっぱ高音も聴きたいよねって、最後だけフレーズを入れてます」
などメンバーの個性を最大限に活かす歌割りであることを改めて明かしました。
黒沢のコメントを受け、感激で涙するメンバーも。代表して山内が「本当に私たちのことを思って書いてくださったんだなと。この曲をたくさんの人に届けたいっていうのが皆の中で一致しているので・・・この曲で売れよう!(笑)」と笑顔で感謝を述べました。
『第3回 AKB48歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE』の模様は、3月31日(水)深夜0時よりTBSチャンネル1にて放送。
ファイナリストLIVE出演メンバー9名によるオリジナル曲『はじまりの唄』は、6月30日(水)にキングレコードから発売されます。
(取材・文/落合 宏樹、写真はすべてオフィシャル提供)