1. 小松菜奈が主演映画『ムーンライト・シャドウ』で東京国際映画祭Q&Aに登壇
第34回東京国際映画祭にて映画『ムーンライト・シャドウ』上映イベントが行われ、Q&Aに主演の小松菜奈をはじめ、宮沢氷魚、佐藤緋美が登壇。
東京国際映画祭への参加は初めてとなる3名が、観客からの質問や、劇中の最重要場面<月影現象>などについて語りました。
(c)2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会
10月30日より開催中の第34回東京国際映画祭『Nippon Cinema Now部門』出品作品である映画『ムーンライト・シャドウ』。
世界30か国以上で翻訳され大ヒットを博した吉本ばなな著『キッチン』に収録される短編小説『ムーンライト・シャドウ』を原作に、主人公・さつきを小松菜奈、さつきの恋人・等役を宮沢氷魚が演じエドモンド・ヨウ監督がメガホンを取った話題作で、9月10日(金)より劇場公開中です。
ある日突然に愛する人を亡くした主人公が、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な〈月影現象〉を知り、哀しみをどう乗り越えるのか、どうやって未来へ進んでいくのかを描いていく。すべての人の心に沁みる、心を揺さぶる「さよなら」と「はじまり」のラブストーリーです。
Q&Aイベントに小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美が登壇
満席となった上映会場に、小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美が登壇。小松は「今日は初めての東京国際映画祭に『ムーンライト・シャドウ』で参加させていただき、とても光栄です。来日しているエドモンド監督とは一緒にこの舞台には立てなかったですけど、きっとどこかで見守ってくれていることと思います。」と挨拶。
MCからの質問を受けた小松は「監督もキャストも異色のメンバーだったので、どんな世界に連れて行ってもらえるのだろうと、すごくワクワクしました。」と、オファーを受けた当時の感想と作品に参加できたことに感謝を述べました。
「もし<月影現象>があったら…」(小松)
本作の最も重要な場面であり、満月の夜の終わりにもう一度死者と会えるという不思議な<月影現象>について「もし実際に遭遇したら誰に会いたいか」について観客から質問が。
小松は「実家で飼っていた猫に会いたい」と回答し「家庭の事情で猫の世話をできる人がいなくなり『誰かに(猫を)見てもらわなきゃいけない、誰にお願いしようか』と悩んでいた次の日に、猫ちゃんがいなくなってしまい、そこからもう帰ってきませんでした。もう、何年も経ってしまったんですけど…最後にきちんと『大好きだよ』って言葉で伝えたかったです。ちゃんと伝えられなかったなとか、いろいろ悔いが残ってしまって…。なので、もし、そういう現象があったら、飼っていた猫に会いたいです」と愛猫との再会を望んでいました。
Q&Aイベントは、新型コロナウイルス感染症対策のうえ、終始和やかに終了。
『第34回東京国際映画祭』は11月8日(月)まで、日比谷・有楽町・銀座地区にて開催中です。
(c)2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会
(取材・文:落合 宏樹)